人気のカーリース会社である「定額カルモくん」ですが、利用した人から、やめとけ・失敗したと言われることもあります。なぜそういわれるのでしょうか。
本記事では定額カルモ君のデメリットや、やめとけ・失敗したといわれる真相を解説していきます。
定額カルモくんなど「カーリースはやめとけ」と言われる6つの理由とは?
一見すると、カーリースは便利でお得なサービスに思えますよね。しかし、利用した人から「カーリースはやめておけ」という声があるのも事実です。定額カルモくんを含む、カーリース会社を利用した人が、「カーリースはやめとけ」という6つの理由を見ていきましょう。
1.車を返さないといけない
選択するカーリース会社を間違えると、契約終了時に車を返却しなければならないことがあります。多くのカーリース会社では、契約終了時に返却か買取かを選ぶことができますが、中には返却が絶対条件なところもあるので、車の買取も視野に入れている場合は、車の返却が絶対条件ではない会社を選びましょう。
2.カスタマイズ・走行距離に制限がある
基本的にカーリースは、車のレンタルです。自分所有の車ではないため、自分の好きなように契約車両をカスタマイズすることができません。また、毎月の走行距離に制限があり、指定されている走行距離を超過していた場合は、契約終了時に超過した距離分の費用を支払う必要があります。
通常契約よりも割高になることが多いですが、カスタマイズや走行距離制限をなくすようなプランもあるので、カーリースでも自由度を高めたい人は、そういったオプションを上手く利用するのがおすすめです。
3.途中で解約できない
多くのカーリース会社では、契約の途中で解約ができません。仮に途中解約できたとしても、解約のための違約金+リース残金を支払う必要があるでしょう。
また、契約年数も3年・5年・7年とカーリース会社が決めた年数を指定するしかないものが多いので、契約年数からライフスタイルに合わないという人も。自分にとって必要な年数を自由に決めたいという人は、契約年数が指定できるカーリース会社を選ぶのがおすすめです。
4.違約金がかかることがある
違約金がかかるのは、途中解約だけではありません。盗難や不慮の事故で車が全損した場合などにも、違約金が発生します。
違約金の主な内訳は以下の通りです。
- 残価精算分
- リース未払い分
- 修理費用(原状回復が必要な場合)
- 事務手数料
- 遅延損害金(遅延があった場合)
上記の項目が全て必要な場合、多額の違約金を支払うことに。また、違約金は基本的に一括払いです。多額な違約金を一括で支払える人ばかりではありませんよね。そのため、万が一の全損事故や盗難の際など、それらの違約金をまかなえるように、しっかりとした内容の任意保険に加入する必要があります。
5.ローンより高くなることがある
カーリースは、契約する車種やプランなどの細かい条件によっては、ローンよりも高くなることがあります。しかし、多くのカーリース会社では、初期費用・自動車税・車検費用など全てが月額料金に組み込まれています。
そのため、選び方によってはローンよりも安くなったり、ほぼ同じになったりするケースもあるので、一概に全てがローンよりも高くなるとはいえないでしょう。
6.契約満了時に追加請求されることがある
カーリースでは、契約満了時に追加請求されるケースも珍しくありません。特に返却をする場合は、原状回復が条件です。返却の際に大きなキズや凹みがある場合、専門家の査定を受けた後、自費での修理となります。他にも、月の走行制限を超えて走行していた場合は、超過した距離分の費用が必要です。
また、契約するカーリース会社が、「オープンエンド型」なのか「クローズエンド型」なのかによっても左右されます。残価設定のあるオープンエンド型であれば、返却時の車の価値と契約時の残価に差額あれば、その分の差額を追加請求されるのです。
しかし、クローズエンド型であれば、残価設定なしで利用できるので、契約満了時に追加請求されることがありません。
定額カルモくんにデメリットを感じるのはこんな人!
では、人気のカーリース会社である「定額カルモくん」にデメリットを感じているのはどのような人なのでしょうか。ここから、項目ごとに解説していきます。
1.車の改造を楽しみたい人
カーリースというサービスは、基本的に契約車両を返却するのが前提なため、原状回復できない車の改造は禁止されています。定額カルモくんも例外ではなく、原状回復できない車の改造は禁止です。そのため、大がかりな改造はできません。
しかし、原状回復できる程度の改造ならOKなので、ボディに穴を開けたり、全面塗装したりなどではない限り、原状回復ができるカスタム(ホイール交換・脱着可能な装飾品をつけるなど)は可能です。
改造を少しでも楽しみたい人は、どの程度までの改造であれば可能なのか、事前に確認しておくとよいでしょう。しかし、あくまで原状回復できる程度の改造しかできないので、がっつり車の改造を楽しみたい人にとっては、デメリットとなっています。
2.高頻度で車を乗り換えたい人
定額カルモくんを含む、多くのカーリース会社では、契約期間中の途中解約は原則不可なため、高頻度で車を乗り換えたい人は、自分が車の乗り換えをしたいタイミングでの乗り換えができません。乗り換えをするには、契約期間が満了するのを待つ必要があります。
また、乗り換えをしたいがために、契約年数を短くすると月額料金が高額になってくるので、金銭面での問題も発生しがちに。高頻度での乗り換えをしたい人は、購入の方がよいでしょう。
3.自分名義に拘りがある人
自分名義にこだわりがある人も、定額カルモくんを含むカーリースは向いていません。定額カルモくんのようなカーリースは、使用者は自分名義でも、契約期間中の所有者がリース会社の名義となります。これは、車をローンで購入する際も同じです。
しかし、所有者が自分名義でないからといって、ナンバーが「わ」や「れ」になるわけではありません。ナンバーからはリース車両であることがわからないので、その点から自分名義にこだわっていた人は安心してください。
4.車に乗る頻度が少ない人
定額カルモくんを含むカーリースの場合は、自宅に駐車場が必要になります。自宅の敷地内に車が置ける広さがあれば問題ありませんが、駐車場がない場合は、駐車場をどこかで借りる必要があります。契約車両の月額利用料+駐車場が必要になるので、カーリース自体がデメリットに。
また、車は走行することでバッテリーを充電します。車に乗る頻度が少ない場合、車に必要なバッテリー量を充電できず、バッテリーが上がってしまうので、いざ乗るときにはエンジンがかからないトラブルが発生することも珍しくありません。
車に乗る頻度が少ない人がカーリースをすると、余計な出費やトラブルが発生する可能性があるので、カーシェアリングの方が適しているでしょう。
5.外車に乗りたい人
定額カルモくんでは、外車のラインアップがありません。そのため、外車に乗りたい人からすれば、定額カルモくん自体制度自体を魅力に感じても、乗りたい車両がないのでデメリットとなります。
定額カルモくんに向いているのはこんな人!
先ほどは、定格カルモくんのデメリットを紹介しましたが、ここからは、定額カルモくんに向いている人を解説していきます。定額カルモくんに向いているのは、以下の項目に該当する人たちです。
1.長距離運転が多い人
多くのカーリス会社には、月の走行制限が設けられています。走行制限を超過した場合は、契約終了時に超過した距離分の費用が追加で発生してしまうため、長距離運転をよくする人は、走行距離を気にしなければなりません。
定額カルモくんにも月1,500kmと走行制限があり、長距離運転をする人には適していないサービスと思われがちです。しかし、定額カルモくんでは、7年以上の契約で月の走行制限がなくなり、乗り放題になります。そのため長距離運転が多い人にもおすすめです。
2.すぐに車が必要な人
ライフスタイルの変化で、すぐに車が必要な人にも定額カルモくんはおすすめです。定額カルモくんでは、最短4日~納車が可能な上、自宅まで納車してくれるサービスがあります。申し込みから納車まで自宅で完結するため、手間もかかりません。
3.リース契約終了時に多額の支払いをしたくない人
定額カルモくんの契約には、クローズエンド型を採用しています。クローズエンド方式は、残価設定の責任が会社側になるので、契約終了時の支払いがありません。定額カルモくんは、リース契約終了時に多額の支払いをしたくない人にもおすすめです。
4.初期費用を減らしたい人
一般的に、車の購入には頭金を含む初期費用が必要です。頭金は購入金額の2割~3割とされており、基本的に一括支払いとされています。しかし、定額カルモくんでは、頭金を含む初期費用も月額料金に含まれているため、車に乗る際にまとまったお金を準備する必要がありません。
5.高額支出を無くして支払いを安定させたい人
車は購入すれば終わりではありません。快適で安全な運転性を維持するために、車検や12ヶ月点検、オイル・エレメント交換など日々のメンテナンスが重要です。特に車検は2年に一度必ず受けなけらばならいもので、費用が高額になることもあります。
そういった車に関する高額支出をなくして支払いを安定させたい人に適しているのが、初期費用から車検費用、自動車税に至るまで全て月額料金に含まれている定額カルモくんです。
定額カルモくんのデメリットを理解してお得にカーライフを楽しもう!
どのようなカーリースサービスにも、メリットがあればデメリットもあります。利用する人にとって、どの部分がメリットとなりデメリットとなるかは様々です。自分にとって定額カルモくんのシステムがデメリットにならないよという人は、是非利用の検討をしてみてくださいね。定額カルモくんのデメリットも理解をして、お得にカーライフを楽しみましょう。