愛車を売却したいけど、車が傷だらけで売却できるのかわからないと悩んでいる方いませんか?車の傷と査定基準は大きく関係しているポイントです。
しかし、逆に査定に影響しない車の傷もあるのが事実です。そこでこの記事では、傷だらけの車は買取できるのかについて徹底解説します。
記事内では、傷だらけの車を少しでも高く売るコツも合わせて紹介しています。愛車を売却検討している方は、是非参考にしてみてください。
傷だらけの車は買取可能?
この記事の結論から説明すると、たとえ愛車が傷だらけの状態でも車の買取は可能です。傷だらけの車は無料で引き取ってもらうものだと認識している方も多いのではないでしょうか。
実際に車に残る傷の大きさによって減点される点数が異なりますが、どの程度の大きさで減点されるのか理解しておくだけでも、買取査定依頼するのか、買取せずに廃車にするのかを判断できるでしょう。
傷だらけの車でも車両価値が残る車が多い
日本車はたとえ傷だらけの状態でも海外では人気が高い傾向があります。具体的には、ベトナムやインドネシアを中心とした地域では、根強い日本車ブームが残っているのも事実です。
日本車は「高性能かつ故障しにくい車」としての認識が強く残っており、たとえ高年式車や内外装の状態が悪くても、エンジンが故障していなければ、走行性能に影響しないと判断され高額費用で売買できます。
修復歴の概念も海外ではなく、実際に海外向けの独自転売ルートを確保している買取業者に愛車を売却すれば、予想以上に高い金額で買取してもらえるでしょう。
修復すれば利益が出る可能性もある
買取業者の中にも、自社内に板金や塗装が行えるケースもあります。自社内で板金や塗装を実施できる環境があれば、売却希望者から引き取った車を修復した状態で再度販売できるでしょう。
状態の悪い車を再販するためには、どのくらいの費用が必要なのかやどれほどの価格で再販できるのかを事前に確認しておくことが重要です。人気車種や人気グレードであれば、高い車体価格で販売できます。たとえ傷だらけの車でも、業者に買取不可と言われることは滅多にないでしょう。
車の買取に影響しない傷はコレ!
車の傷にある状態でも、査定に影響しない傷も中にはあります。中古車はある程度、使用経過年数が長いこともあり、小さな傷や凹みが減点対象にならないケースもあります。
具体的には、「1cm未満の傷や凹み」「磨きを必要としない傷」などが減点しない対象項目として挙げられるでしょう。
自分で判断する場合には、「傷に爪が引っかかるのか」や「ボディの下地鉄板が見えているのか」で判断することをおすすめします。細かい傷があってもボディ全体に傷がついている場合には、買取査定時にマイナス要素になります。
車の買取に影響する3つの傷とは?
車の買取に影響する傷の状態が具体的に3つあります。
- 傷①:塗装を必要とする傷
- 傷②:板金が必要な傷
- 傷③:塗装+板金が必要な傷
それぞれの状態を詳しく解説します。
傷①:塗装を必要とする傷
車の塗装を必要とする傷は査定時において減点対象として判断されます。浅い傷の場合、研磨剤であるコンパウンドで修復できますが、傷が深い場合には、再塗装する必要が出てきます。
車の塗装は、車種ごとにカラー番号が定められており、同じ塗料を用意するだけでも時間と労力が必要です。
また、紫外線等で変化している他の部位との兼ね合いも考慮して塗料を調合する必要もあるでしょう。どのくらいの範囲まで塗装するのかで作業工賃や塗料代などの塗装修理代も異なります。
傷②:板金が必要な傷
板金作業とは、車のボディに深い傷や凹みがある場合、元の形状に戻す作業のことです。パーツやパネル交換を含む作業もありますが、交換にかかる作業が多いほど、買取時に減点対象となりやすい傾向があります。
板金作業は裏に手が届く範囲でまず「叩き出す方法」を行い、表からしか作業できない場合には、「引き出す方法」を行う必要があります。板金修理する大きさや度合いにより修理が可能なのかも異なるため、一度査定業者に車を持っていくことをおすすめします。
傷③:塗装+板金が必要な傷
ガードレール等にボディ表面を強く擦ってしまったなどの状態は「板金+塗装」が必要なケースがほとんどです。また、車両事故により車のボディが大きく凹んでしまった場合も、高額の修理費用を覚悟する必要があるでしょう。
大きな傷や凹みが車に残っている場合、パーツ丸ごと交換を行う必要もあります。修理する箇所が大きくなるほど、修理価格が跳ね上がり、査定金額が減点されてしまいます。
傷の大きさによる査定減点
傷の大きさによる査定減点について詳しく解説します。
査定基準となる傷の大きさ
査定基準において、減点対象として判断されるケースは3つあります。
- 1cm以上カードサイズ未満
- カードサイズ以上A4サイズ未満
- A4サイズ以上
どんな方でも最も目につきやすいドアやサンルーフ等の凹みや傷は厳しく判断されるポイントです。
カードサイズからA4サイズまでの減点度合いには、大きな差がありません。A4サイズ以上になると減点度合いが変わります。
傷にサイズによる減点数
車の買取査定は加減点方式で行われます。傷のサイズによる減点数もしっかりと定められており、具体的には、ボンネットの1cm以上カードサイズ未満の場合には10点、カードサイズ以上A4サイズ未満+塗装のみは20点、A4サイズ以上は30点となっています。
車のボディタイプや傷の大きさ、場所、修理内容によって細かく減点対象が規定されているため注意しましょう。
傷だらけの車でも高く買取してもらうコツ
傷だらけの車でも高く買取してもらうコツは3つあります。
- コツ①:査定前には洗車を行う
- コツ②:車内清掃と室内の消臭を行う
- コツ③:車検が切れる前に売却する
それぞれのコツを詳しく解説します。
コツ①:査定前には洗車を行う
車の第一印象が重要なポイントです。査定スタッフがまず車の第一印象で良質な車なのかメンテナンスされてきた車なのかを判断します。そのため、査定前に洗車を行うだけで車に対するイメージが良くなり、査定金額がアップしやすくなるでしょう。
洗車や室内清掃を定期的に実施している車は、「大切に扱われてきた」と判断されやすくもなります。洗車時の注意点は、ボディの美しさを意識するあまり、擦りすぎでボディに傷をつけてしまうことはやめましょう。
コツ②:車内清掃と室内の消臭を行う
車は外装以外にも内装や室内の臭いも減点対象として算出されます。車内が汚いと判断されてしまうだけでメンテナンスを怠っていると判断され悪い印象を与えてしまうでしょう。
内装の臭いについては、禁煙車か喫煙車のどちらかによって査定金額が大きく変わってきます。もし、査定前に時間があれば、室内のゴミや汚れを除去し、車内に染み付いた臭いを消臭剤を活用して除去してみることをおすすめします。
臭い除去のために芳香剤を用意する方も中にはいますが、芳香剤の臭いが強すぎることも査定評価が低くなるポイントの1つです。
コツ③:車検が切れる前に売却する
車検が切れる前に車を売却する方法も賢い選択肢の1つです。車を売却する際には、自動車税や自動車重量税、自賠責保険未経過分の還付金対応があります。
車検が切れる前に買取に出せば、未経過分の費用が戻ってくる訳です。ただし、車検がない車は公道を走行できないため、業者が再販売するためにも時間がかかります。
車検が残っている車であれば、業者はスムーズな手続きを行えるため、良い印象を与え査定金額がアップしやすくなるでしょう。
車買取・傷だらけについてよくある質問
車買取・傷だらけについてよくある質問を以下にまとめました。
- 質問事項①:傷だらけの車は査定に影響がありますか?
- 質問事項②:車買取時に影響しない傷の状態とは?
- 質問事項③:車買取時に査定に影響する傷の大きさは?
- 質問事項④:傷だらけの車でも高く買取してもらうコツを教えてください!
記事の内容を振り返る意味でも、もう一度詳しく解説します。
質問事項①:傷だらけの車は査定に影響がありますか?
たとえ愛車が傷だらけの状態でも車の買取は可能です。傷だらけの車は無料で引き取ってもらうものだと認識している方も多いのではないでしょうか。
実際に車に残る傷の大きさによって減点される点数が異なりますが、どの程度の大きさで減点されるのか理解しておくだけでも、買取査定依頼するのか、買取せずに廃車にするのかを判断できるでしょう。
質問事項②:車買取時に影響しない傷の状態とは?
中古車はある程度、使用経過年数が長いこともあり、小さな傷や凹みが減点対象にならないケースもあります。
具体的には、「1cm未満の傷や凹み」「磨きを必要としない傷」などが減点しない対象項目として挙げられるでしょう。
自分で判断する場合には、「傷に爪が引っかかるのか」や「ボディの下地鉄板が見えているのか」で判断することをおすすめします。
質問事項③:車買取時に査定に影響する傷の大きさは?
ガードレール等にボディ表面を強く擦ってしまったなどの状態は「板金+塗装」が必要なケースがほとんどです。また、車両事故により車のボディが大きく凹んでしまった場合も、高額の修理費用を覚悟する必要があるでしょう。
大きな傷や凹みが車に残っている場合、パーツ丸ごと交換を行う必要もあります。修理する箇所が大きくなるほど、修理価格が跳ね上がり、査定金額が減点されてしまいます。
質問事項④:傷だらけの車でも高く買取してもらうコツを教えてください!
車の第一印象が重要なポイントです。査定スタッフがまず車の第一印象で良質な車なのかメンテナンスされてきた車なのかを判断します。そのため、査定前に洗車を行うだけで車に対するイメージが良くなり、査定金額がアップしやすくなるでしょう。
洗車や室内清掃を定期的に実施している車は、「大切に扱われてきた」と判断されやすくもなります。