自分の愛車を廃車にしたいけど、廃車業者とのトラブルに発展することが怖いと感じる方いませんか?
中には、廃車業者に車の売却を依頼する前に過去のトラブル事例を理解しておきたいと感じる方も少なくありません。
廃車業者との取引は意外とトラブルに発展しやすいのも事実です。トラブルに発展させないためにも、廃車業とのトラブルを未然に防ぐ防止策を理解しておきましょう。
この記事では、廃車業者とのトラブル事例や防止策を解説します。
記事内では、優良な廃車業者の見分け方も解説しています。気になる方は是非参考にしてみてください。
廃車時によくあるトラブル事例【5選】
廃車時によくあるトラブル事例を5つ紹介します。
・トラブル事例1:キャンセル料が発生してしまった
・トラブル事例2:自動車税の還付金が受け取れない
・トラブル事例3:廃車手続きが完了していない
・トラブル事例4:ナビの情報が残ったままで個人情報が流出した
・トラブル事例5:査定金額が減額された
それぞれ詳しく解説します。
トラブル事例1:キャンセル料が発生してしまった
廃車買取業者で手続きを行なっている最中にキャンセルをした場合には、当然キャンセル料金が発生します。
キャンセル料金が発生する理由としては、売買取引がある程度進んでいるため、これまでの手続きに必要になった人件費がかかるためです。
また、配送業者や登録関係側にも損失が発生してしまうため、ある程度のキャンセル料金が発生するのも仕方ないことでしょう。
実際にトラブルとして発展しやすいケースは、廃車業者がキャンセル料金は一切かからないと口頭で説明した場合です。
口頭だけの証言では、言った言わないの問題になりかねません。
そのため、売買契約がキャンセルになる可能性が少しでも残っている場合には、業者との取引は控えるようにしましょう。
まずは複数の廃車業者に査定を依頼してから取引を進めることをおすすめします。
トラブル事例2:自動車税の還付金が受け取れない
廃車業者とのトラブルとして多いケースは「自動車税の還付がされない」ことです。
還付金が返金されない1番の理由は「自動車税の金額が買取金額の中に含まれている」ためです。
買取金額の中に自動車税が含まれているか、含まれていないのかは業者によって取引が異なります。事前に廃車担当スタッフから自動車税の説明があったのかをしっかり確認しておきましょう。
廃車時期によっては数万円単位のお金が返金される可能性があります。
ただし、軽自動車の場合、そもそも自動車税の還付制度がないため注意してください。
トラブル事例3:廃車手続きが完了していない
多くの廃車業者では、売却主から受け取った車の廃車手続きを代行してくれます。
しかし、中には、業者に廃車手続きを依頼したにもかかわらず、廃車手続きが実行されていないトラブルが発生するリスクも考えられるでしょう。
廃車手続きが完了していなければ、自動車税の還付金額が減額されてしまいます。
また、手続き時期によっては自動車税の納税証明書は自宅に届く可能性も少なくありません。
余分な費用を支払わないためにも、車を引き渡し後、廃車の手続きが完了した連絡を頂けるのか確認しておくことも重要です。
トラブル事例3:ナビの情報が残ったままで個人情報が流出した
廃車業者に車を引き渡した後、ナビのデーターを削除し忘れていた、もしくはダッシュボードに物を忘れてそのままにしてしまったなどのトラブルもよくあるケースです。
とくにナビに登録されたデーターは個人情報そのものであり、悪用されるリスクも考えられます。車を引き渡す前には、車内に忘れ物がないのかを再度確認してから車両を引き渡しましょう。
忘れ物として多いの荷物が「ETCカード」や「CD、DVD」などです。
トラブル事例5:査定金額が減額された
廃車の売却と聞くと「査定金額が減額されるトラブル」をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
他にも、
・電話で伝えられた内容と実際の車の情報に誤りがあった
・車を引き渡した後に大きな傷や凹みを発見した
・車に事故歴や修復歴が見つかった
などの理由で売買契約時の金額から減額される可能性もあります。
まずは、廃車業者に売買契約後の減額があるのかを確認してから契約に進むことをおすすめします。
廃車時のトラブルを防ぐための対処方法
廃車時のトラブルを未然に防ぐための対処方法を解説します。
・対処方法1:契約前に疑問点を解消する
・対処方法2:廃車手続きの完了有無を確かめる
・対処方法3:還付金の返納があるのか確認する
・対処方法4:キャンセル料の有無確認
それぞれ詳しく解説します。
対処方法1:契約前に疑問点を解消する
廃車業者とのトラブルを防止する1つ目の方法が「契約前に疑問点を解消しておく」ことです。
廃車時の疑問点としては、
・査定金額が減額されることはあるのか?
・査定金額の内訳をしっかり説明されたのか?
・還付金の仕組みはどうなのか?
・手続き完了時の報告の有無
・車をいつ引き渡しするのか?
などの確認が必要です。
上記質問事項は、愛車を売却する側が知る権利が当然あります。
上記質問に対しての受け答えがはっきりしていない場合には、後々業者間とのトラブルに発展する可能性が考えられるため注意が必要です。
曖昧な回答が1つでもある場合には、売買取引も慎重に進めていきましょう。
対処方法2:廃車手続きの完了有無を確かめる
廃車手続きは手続きを行う上で、1つでも不備があると処理が進みません。
仮に廃車業者が手続きをしないままそのまま放置すると、自動車税の支払い義務が発生する可能性があります。
車を引き渡した後のトラブルを防ぐためにも、廃車手続きが完了した後に業者から連絡がもらえるよう話をしておきうましょう。
廃車手続きが完了したのかを詳しく知りたい方は陸運支局で確認が可能です。
対処方法3:還付金の返納があるのか確認する
還付金の返納制度があるのかを確認することも重要です。
先ほども説明した通り、廃車業者によっては自動車税の未経過分の費用を買取金額の中に含んでいるケースもあります。
廃車業者とのトラブルを未然に防ぐためにも、売買契約前には自動車税の還付制度について詳しく確認しておくことをおすすめします。
対処方法4:キャンセル料金が発生する
廃車業者と売買契約を結んだ後に取引をキャンセルすると、当然キャンセル料金が発生します。
そのため、契約前には「仮にキャンセル料金が発生した場合には、どのくらいの費用が必要になるのか」を念入りに確認しておきましょう。
キャンセル前提で話を進めるのは良くないですが、万が一にキャンセルする必要があった際の金銭的負担を事前に確認できます。
また、業者側のトラブルで取引がキャンセルになった場合のキャンセル料金についても、事前確認しておくことをおすすめします。
優良廃車業者の見極め方【3選】
優良な廃車業者を見極める方法が3つあります。
・方法1:手数料は発生しないことを明記している
・方法2:レッカー対応は無料
・方法3:事前説明がしっかりしている
1つ1つ詳しく解説します。
方法1:手数料は発生しないことを明記している
廃車の売却時に対して「手数料が発生しないこと」を公式サイトに明記している業者は優良業者として該当されます。
具体的には「売却時の手数料は一切不要」と明記していれば、売却検討者も安心して取引できるでしょう。
さらに、抹消手数料等を明示している業者も優良廃車業者の条件の1つです。
車の解体を実施している業者によっては、車1台ごとの廃車手続きに必要な手数料を明示しているケースも中にはあります。
中でも、車や顧客ごとに対応を変える業者は優良な廃車業者とは言えません。
方法2:レッカー対応は無料
廃車予定の車が車検に切れている場合や不動車の場合、レッカー搬送が必要になります。
レッカー搬送にかかる費用は廃車業者によってお客様負担なケースとお客様負担ではないケースの2つがあります。
もし、廃車時のレッカー費用が無料な場合には、親切かつ優良な廃車業者の可能性が高いです。
業者が運営する公式サイト内に「レッカー代無料」と記載されていれば、取引時の安心感も大きく違うでしょう。
方法3:事前説明がしっかりしている
売却前の事前説明がしっかりしている業者は優良業者の可能性が高いです。
具体的には、
・こちらが質問した内容に適切な回答をくれる
・契約概要や買取までの流れをしっかり説明してくれる
・必要書類の準備まで細かく説明してくれる
・わからないことに対して丁寧に説明してくれる
などであれば、優良かつ信頼できる廃車業者です。
車の売却がないと分かった途端、態度を変える業者は信用問題にかかってきます。
「この廃車業者なら任せられる」と信用できる廃車業者を選びましょう。
廃車のトラブルについてよくある質問事項
廃車のトラブルについてよくある質問事項を以下にまとめました。
・質問事項1:廃車時にトラブルはよく起こるのですか?
・質問事項2:廃車時に最も多いトラブルは何ですか?
・質問事項3:優良な廃車業者を見極めるポイントは何?
記事の内容を振り返る意味でも、もう一度詳しく確認してみましょう。
質問事項1:廃車時にトラブルはよく起こるのですか?
廃車時のトラブルは業者によって起きるケースとおきないケースがあります。
確認方法としては、
・査定金額が減額されることはあるのか?
・査定金額の内訳をしっかり説明されたのか?
・還付金の仕組みはどうなのか?
・手続き完了時の報告の有無
・車をいつ引き渡しするのか?
上記の質問事項を契約前に確認した際の担当スタッフの説明をしっかり聞きましょう。
曖昧な回答や回答しない内容が1つでもあった際には、後々トラブルに発展する可能性が高いです。
トラブルを未然に防ぐためにも「事前確認」が最も重要なポイントになります。
質問事項2:廃車時に最も多いトラブルは何ですか?
廃車時のトラブルとして最も多いのが「買取金額の減額」です。
車を引き渡した後に「傷や凹みが車に見つかった」という理由で売買契約で提示された買取金額から減額された金額で取引が進んでしまう可能性があります。
廃車時に業者とトラブルに発展しないためにも、売買契約後の減額制度があるのかを事前に確認しておきましょう。
自分の身を守るためにも必ず確認することをおすすめします。
質問事項3:優良な廃車業者を見極めるポイントは何?
優良な廃車業者を見極めるポイントは「事前説明がしっかりしているのか?」と「手数料の明記が公式サイトに明示されているのか」です。
売却検討者が確認した質問内容に対して正確に答えてくれる業者は優良な廃車業者の可能性が高いです。
また、公式サイトに手数料の負担についての詳細が明示されている業者も安心した取引が実現しやすいでしょう。
廃車業者との取引が慎重に進めることをおすすめします。