車の現金一括はデメリットしか無い？ローンとどっちがお得か徹底比較

2023年3月8日

新車を購入する時に現金一括とローン購入とどっちがお得なのか悩んでいないでしょうか？それぞれのデメリットからどちらが有利なのかを比較し、さらに「ほとんどの人が知らない」一番お得な乗り方を提案します。

現金一括購入のデメリットは？

まずは現金一括購入のデメリットについて確認しておきましょう。

一気に貯金が少なくなる
値引き額が小さくなる
大金を持ってないと買える車の種類が限られる
オプションサービスをつけてもらえない

一気に貯金が少なくなる

現金一括購入で辛いのはこの部分。事前に相当お金を貯めていないと、数百万円単位で貯金が減ることになります。たくさん貯め込んでいたお金の一部で新車を一括購入するならまだしも、長期間かけて「ようやくお金が貯まった」タイミングで買ってしまうとその後の生活が不安になるという人も。

値引き額が小さくなる

「現金一括でさっさとお金を払ってしまえばディーラー的にも助かるだろうからきっと値引きしてくれるだろう」と普通は考えてしまうものなのですが、実際はそうではありません。ディーラー側が一番喜ぶのは「ディーラーローンを目一杯組んで長期間金利を払い続けてくれること」ですから、現金一括購入の客に対してサービスする必要はないんですよね。

ディーラーの担当者にも当然カーローンのノルマがありますから、仕事を助けてくれる人じゃないと値引きもしにくいわけです。

大金を持ってないと買える車の種類が限られる

現金一括購入で何千万円も払える人は稀ですから、全メーカー全車種の中から自由に選択できるという人はほとんどいないでしょう。同じ車種であってもグレードを一番低いものにしなければならなかったりオプションをほとんど付けなかったりと苦労することになります。

何年も乗っていく車が妥協した末の選択だとしたら、その後何年も「もっとお金を用意しておけばよかったな・・・」とかって考え続けることになりかねません。

オプションサービスをつけてもらえない

車両本体の値引きをしてもらえないのと同様、オプションやディーラーサービスなどをしてもらえる可能性が現金一括購入だと低くなりますね。ディーラーローンだと結構サービスがあっても一括だと無理でしょう。

「このくらい値引きして、このサービスを付けますよ」と現金一括購入の客に対しても提示するわけなんですが（それを見て一括の客は喜びますが）、実際はほとんど意味のないサービスだったりするわけで・・・。

ローン購入のデメリットと比較してみる

こういった現金一括購入でのデメリットがわかった上で、ローン購入と比較してみましょう。

支払総額は　○現金一括購入　×ローン購入
車の選択肢は　×現金一括購入　○ローン購入
値引き・オプションサービスは　×現金一括購入　○ローン購入
支払期間は　○現金一括購入　×ローン購入

支払総額は　○現金一括購入　×ローン購入

支払総額は金利がついてしまう分当然ローン購入の方が不利になります。購入する時の割引はディーラーローンを組めばローン購入の方が大きくなると思いますが、その分金利が高いんですよね・・・。

銀行系のカーローンだったら多少マシになりますが、それだとディーラー側にはメリットが無いので割引額が小さくなってしまうという問題が出てきます。

車の選択肢は　×現金一括購入　○ローン購入

現金一括購入だと車種やグレード・オプションなどの選択肢が小さくなる一方、ローン購入だと一括購入よりも選択肢の幅が大きくなるというのがメリットですね。審査に通れば借り入れが可能な範囲内であれば好きなように車種もグレードもオプションも選べるようになります。

値引き・オプションサービスは　×現金一括購入　○ローン購入

何度も書いていますが、現金一括購入だと割引やサービスが小さくなります・・・というかほとんどありません。ディーラーローンであれば金利は高くなる代わりに値引き額が大きくなったりオプションを無料で付けてもらえたりということがありますね（というかディーラーの担当者側としては過剰にサービスしてでもローンのノルマを達成したい）。