トヨタが提供する車のサブスプリクションが「KINTO」です。お得にトヨタ車に乗れることから、人気のサブスプリクションではありますが、KINTOで途中解約をするをどうなるのかご存じでしょうか?
KINTOでの途中解約はタイミングを見誤ると、20万円以上損をすることも…。
そこで、本記事では、KINTOで違約金や損しない解約方法を解説します。KINTOの利用を検討している方は、事前に知っておいて損はない情報です。
KINTOの中途解約 違約金はいくら?
KINTOは途中解約が可能な、車のサブスプリクションです。多くの主要なカーリース会社では、途中解約はほとんどできません。途中解約できるのがKINTOの魅力ではありますが、違約金(途中解約金)がかかります。
KINTOの中途解約計算方法(ボーナス払いなしの場合)
KINTOの途中解約金は、基本的に「残利用料+追加精算金」が解約金となります。
KINTOを途中解約する際に、ボーナス払いなしの場合の、解約金の計算方法は以下の通りです。追加清算金は、月額利用料金の5ヶ月分とされ、変動はしません。
【計算条件】
・ライズのZ GAS 1.0L+ターボ 4WD(5人)
・月額利用料金55,770円
・3年契約
・ボーナス払いなし
・5ヶ月目で解約 の場合
- 追加精算金:55,770円×5ヶ月分=278,850円
- 残利用料:55,770円×1ヶ月分=55,770円
- 途中解約金:278,850円+55,770円=334,620円
上記の計算から、ボーナス払いなしの場合の途中解約金は、334,620円となります。
KINTOの中途解約計算方法(ボーナス払いありの場合)
ボーナス払いありの場合は、以下の通りです。ボーナス払いありの場合は、残利用と追加清算金の計算方法が変わります。残価利用はボーナス加算を含み、追加清算金(1ヶ月分)はボーナス加算月を含む6ヶ月の利用料÷6となります。
【計算条件】
・ライズのZ GAS 1.0L+ターボ 4WD(5人)
・月額利用料金55,770円
・3年契約
・ボーナス払いあり(110,000円)
・5ヶ月目で解約 の場合
- 追加精算金:(55,770円+110,000円)÷6=27,628円(1ヶ月分)✕5ヶ月分=138,140円
- 残利用料:(27,628円×1ヶ月分)+110,000円=137,628円
- 途中解約金:138,140円+137,628円=275,768円
上記の計算から、ボーナス払いありの途中解約金は、275,768円です。
KINTOの中途解約違約金が一番安いタイミングはいつ?
KINTOで途中解約金が一番安いタイミングは、半年きざみです。下の表をご覧下さい。
KINTOでは追加清算金の計算が半年ごとに減っていくシステムです。例えば、同じだけ残利用料を支払うのであれば、契約月が3ヶ月目に解約するよりも、契約9ヶ月目に途中解約をする方が、追加清算金が減っているため安くなります。
追加清算金を0円にしたいのであれば、契約から31ヶ月以降であれば、追加清算金が加算されません。そのため、途中解約するのであれば、半年のタイミング・契約から31ヶ月目~が、一番安いタイミングといえるでしょう。
KINTO中途解約で損しないための注意点
KINTOの途中解約で、損しないための注意点をいくつか紹介します。KINTOを含むカーリースサービスは、違約金を支払えば終わりではありません。しっかりと解約するためには、いくつか行わなければならないことがあります。
途中解約をして乗り換えを検討している人は、以下の点をしっかりと確認しておくのがおすすめです。
車両の状態によっては追加費用がかかる
途中解約をすると、KINTOで契約していた車を返却する必要があります。しかし、返却時の車両の状態によっては、追加費用がかかるケースも。原状回復をしての返却となるので、大きな傷・凹み・内装の汚れなどがある場合は、修正箇所を点数化し、その点数を元に修理費用が請求されます。
点数は予め決まっており、トヨタ車は1点1,100円(税込)とし、レクサスに限っては、1点2,200円(税込)です。例えば、サッカーボール大のへこみであれば、40点なので、トヨタ車であれば44,000円、レクサスは倍の88,000円の修理費となります。あくまでもKINTO所有のリース車であり、自家用車ではありません。無駄な出費をしないよう、契約した車は大切に乗りましょう。
解約の申し出は30日前まで
解約の申し出は、解約希望日の30日前までに行う必要があります。解約を申し出した時、または申し出月に解約できるわけではないので、途中解約金のことを考慮して、契約から5ヶ月目に解約したいのであれば、契約から3・4ヶ月目中を目処に、申し出を行うようにして下さい。
KINTOの中途解約 違約金が0円になるケースを紹介!
KINTOの途中解約金が0年になるケースも存在します。どのようなケースがそれに該当するのか、解説してきましょう。
解約金フリープランにする
KINTOの契約には、初期費用フリープランと、解約金フリープランの2つが存在します。この後者の解約金フリープランは、その名の通り、解約金がかからないプランです。
しかし、解約金フリープランは申込金がかかります。申込金は、契約車両の5ヶ月分相当で、車両の契約期間は3年のみです。5・7年契約は、解約金フリープランの対象外なので、注意をしましょう。
運転困難になった場合
解約金フリープラン以外で、途中解約金が0になるのは、契約者の死亡や疾病等で運転困難や使用困難になった場合です。必要書類を提出し、車を返却することで解約料金不要となります。
しかし、返却時の車両の状態によっては、特約精算金(車両修理代)が必要です。解約金自体は0円だったとしても、特約清算金がかかるケースもあるので、必ずしも0円になるわけではありません。
KINTO中途解約はタイミングで20万以上損する!まとめ
KINTOは、途中解約が可能な車のサブスプリクションですが、途中解約をする時期によっては、20万円以上の出費が発生します。そのため、途中解約をしたいのであれば、一番安いタイミング(半年ごと・契約から31ヶ月目~)で申し込みを行うのがおすすめです。
申し込みは解約の30日前でなければならないので、早い目に申し込みを行うようにして下さいね。