廃車時に委任状は必要なの?委任状の書き方や必要なケース・注意点を解説

愛車を廃車にする際、委任状がなぜ必要になるのか疑問を感じている方いませんか?車を廃車や買取する際には、委任状が必要になるケースと不必要なケースがあります。

しかし、実際に委任状のことを詳しく理解している方はほとんどいません。そこでこの記事では、廃車時に必要な委任状のことについて詳しく解説します。

記事内では、委任状に関する情報に合わせて、委任状を書く際の注意点も紹介しています。委任状のことを詳しく知りたい方は、是非参考にしてみてください。

目次

委任状とは?

委任状とは、特定の手続きや業務を本来責任を負うべき当事者が自分で行えない事情がある場合に対して、代理人が一定の権限を委ねる書類のことを意味します。

つまり、委任状は、車の廃車手続き、さらに具体的に説明すると、「抹消登録」する際に重要な役割を果たします。委任状には、「一時抹消申請の委任状」と「永久抹消・解体届出申請の委任状」の2種類があり、それぞれの手続きに必要になる書類です。

軽自動車の場合、そもそも委任状は必要なく、委任状の代わりに「申請依頼書」が業者によって必要になるでしょう。

委任状が必要な2つのケース

委任状が必要になる2つのケースを解説します。

  • ケース①:代理人が廃車手続きを行う場合
  • ケース②:業者に廃車を依頼する場合

それぞれ詳しく解説します。

ケース①:代理人が廃車手続きを行う場合

廃車の手続きにおいて、車の所有者本人が行うのではなく、自分以外の親や子供、友人が手続きを行う際には、委任状の作成が必要になります。

委任状は、所有者本人から具体的な手続きの権限を代理人に移譲する書類であり、委任状の有無によっては、手続き自体が不可能になるケースも少なくありません。

つまり、委任状は、所有者が何かしらの理由で手続きを行えない場合、本人以外の代理人が代わりに手続きを進める際に初めて必要になる書類とも言えるでしょう。

間違いのない正確な情報が記載された委任状を作成することで、後々のトラブルを回避できるでしょう。

ケース②:業者に廃車を依頼する場合

廃車手続きを専門業者に依頼する際に委任状は必要不可欠です。委任状を作成することで、業者が車の所有者に代わり、必要な手続きを一貫して行えます。

業者に委任状を託して手続きを進める場合、手続きに時間がかかる際でも、業者がプロとして全ての作業を代行してくれるでしょう。

手続きを問題なく、スムーズに進めるためには、事前に間違いのない正確な委任状を作成しておくことが必要不可欠です。円滑な手続きを代行してもらうためにも、委任状には委任する権限の範囲を正確に明記しておきましょう。

委任状の入手方法はこの2つ!

委任状を入手する方法は具体的に2つあります。

  • 入手方法①:廃車を担当する業者から受け取る
  • 入手方法②:国土交通省からテンプレートを受け取る

それぞれ詳しく解説します。

入手方法①:廃車を担当する業者から受け取る

委任状を入手する1つ目の方法が「廃車を担当する業者から書類を受け取る」ことです。廃車手続きを専門に扱う業者の場合、廃車に必要な書類は全て業者が用意してくれます。業者によっては、オンラインでダウンロード可能なテンプレートを提供してくれるケースもあるでしょう。

業者がプロとして明確な書類を提供してくれるため、書類作成の際に失敗する可能性も少ないというメリットがあります。手続きの全てを一貫して代行してくれる業者に委任できるため、廃車予定の方としても気持ちは楽でしょう。

入手方法②:国土交通省からテンプレートを受け取る

国土交通省が提供しているテンプレートを利用することは、廃車の代行手続きをスムーズに進める際に信頼性の高い方法の1つです。

委任状のテンプレートは、公式サイトから簡単にダウンロード可能であり、プリントアウトして必要事項を記入するだけで利用可能です。

手間と時間を最小限に抑えるためにも、最適な方法とも言えるでしょう。

委任状の書き方と記載する必須項目とは?

委任状の書き方と記載する必要項目を以下にまとめました。

委任状の書き方

委任状を作成する際に注意するポイントは、委任状下部にある印鑑証明書に記載されている名前を正確に記入することです。通常は所有者と使用者が一致するため、自分の名前と同じ名前が印鑑証明書に記載されているはずです。

氏名の記入が完了した後は、印鑑証明書と同じ印鑑を使用して捺印することにより、委任状が有効な書類となります。委任状への記入が完了した後は、確認漏れがないよう細心の注意を払い、内容の確認を行いましょう。

委任状に記載する必須項目

委任状に記載する必須項目は以下の通りです。

  • 委任者と受任者の氏名及び住所
  • 委任年月日
  • 委任内容
  • 自動車登録番号、車体番号
  • 委任者の実印

委任状に記載する際には、鉛筆やシャープペンシルではなく、ボールペンを使用してください。

委任状を書く際の用意するもの

委任状を作成する前に準備しておくことをおすすめする書類は以下の通りです。

  • ボールペン
  • 印鑑証明書
  • 実印(印鑑証明書に印字されたもの)

委任状には鉛筆やシャープペンシルではなく、ボールペンを用意しましょう。最近では、消えるボールペンが人気ですが、委任状を書く際には、消えないボールペンをおすすめします。

印鑑証明書は、法的に委任を行える資格を持っていることを証明する書類です。印鑑証明書に印字された実印を用意することで、委任状の作成がスムーズに行えます。

委任状を書く際の3つの注意点

委任状を書く際の注意点が3つあります。

  • 注意点①:修正ペンで修正対応できない
  • 注意点②:所有者と委任状の署名が必要
  • 注意点③:あらかじめ必要書類を準備しておくこと

それぞれの注意点を詳しく解説します。

注意点①:修正ペンで修正対応できない

委任状を書く際には、修正液や修正テープでの修正が認められていません。もし、間違えてしまった場合には、修正箇所に二重線を引き、印鑑証明書と同じ印鑑で訂正印を押す必要があります。

訂正印を押した後、印鑑証明書と異なる印鑑で捺印した場合、委任状は無効な書類になってしまうため注意が必要です。作成した委任状が無効にならないためにも、委任状作成前には、必要な情報を確認して、慎重に記入することをおすすめします。

最後に書類全体を再確認しつつ、内容に問題がないことを確認しましょう。

注意点②:所有者と委任状の署名が必要

委任状には、所有者と代理人(受任者)の住所と氏名を記入する欄があります。

どちらの箇所も記入しなければ、法的に有効な書類にはならないため注意してください。

注意点③:あらかじめ必要書類を準備しておくこと

委任状が必要になる廃車手続きには、別の書類も必要になります。

  • 所有者の印鑑証明書
  • 自動車検査証(車検証)
  • ナンバープレート(前後2枚)
  • 移動報告番号と解体報告記録日
  • 手数料納付書
  • 自動車税、自動車取得税申告書
  • 永久抹消登録申請書もしくは一時抹消登録申請書

委任状の書き方が分からない場合には、迷わず業者に相談しよう!

委任状の書き方がわからない場合には、自分で悩むのではなく、迷わず業者に相談してみましょう。業者では、委任状の準備から書き方まで全て教えてくれます。

また、印鑑証明書や実印などをあらかじめ用意しておけば、その場で書類を作成してもらえるでしょう。委任状の書き方に不安が残る方は、是非業者に代行作成してもらう方法をおすすめします。

廃車・委任状についてよくある質問事項

廃車・委任状についてよくある質問事項を以下にまとめました。

  • 質問事項①:廃車時に必要な委任状とは何ですか?
  • 質問事項②:委任状が必要になるケースは?
  • 質問事項③:委任状を書く際の注意点を教えてください
  • 質問事項④:委任状の入手方法は?

記事の内容を振り返る意味でも、もう一度詳しく解説します。

質問事項①:廃車時に必要な委任状とは何ですか?

委任状とは、特定の手続きや業務を本来責任を負うべき当事者が自分で行えない事情がある場合に対して、代理人が一定の権限を委ねる書類のことを意味します。

つまり、委任状は、車の廃車手続き、さらに具体的に説明すると、「抹消登録」する際に重要な役割を果たします。委任状には、「一時抹消申請の委任状」と「永久抹消・解体届出申請の委任状」の2種類があり、それぞれの手続きに必要になる書類です。

軽自動車の場合、そもそも委任状は必要なく、委任状の代わりに「申請依頼書」が業者によって必要になるでしょう。

質問事項②:委任状が必要になるケースは?

廃車の手続きにおいて、車の所有者本人が行うのではなく、自分以外の親や子供、友人が手続きを行う際には、委任状の作成が必要になります。

委任状は、所有者本人から具体的な手続きの権限を代理人に移譲する書類であり、委任状の有無によっては、手続き自体が不可能になるケースも少なくありません。

つまり、委任状は、所有者が何かしらの理由で手続きを行えない場合、本人以外の代理人が代わりに手続きを進める際に初めて必要になる書類とも言えるでしょう。

質問事項③:委任状を書く際の注意点を教えてください

委任状を書く際には、修正液や修正テープでの修正が認められていません。もし、間違えてしまった場合には、修正箇所に二重線を引き、印鑑証明書と同じ印鑑で訂正印を押す必要があります。

訂正印を押した後、印鑑証明書と異なる印鑑で捺印した場合、委任状は無効な書類になってしまうため注意が必要です。作成した委任状が無効にならないためにも、委任状作成前には、必要な情報を確認して、慎重に記入することをおすすめします。

質問事項④:委任状の入手方法は?

廃車手続きを専門に扱う業者の場合、廃車に必要な書類は全て業者が用意してくれます。業者によっては、オンラインでダウンロード可能なテンプレートを提供してくれるケースもあるでしょう。

業者がプロとして明確な書類を提供してくれるため、書類作成の際に失敗する可能性も少ないというメリットがあります。手続きの全てを一貫して代行してくれる業者に委任できるため、廃車予定の方としても気持ちは楽でしょう。

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