廃車と買取の違いはコレ!それぞれのメリット・デメリット、車の状態別売却方法を解説

愛車を売却したいけど、車を廃車にする場合と買取にする場合とどちらがお得なのか知りたい方いませんか?廃車と買取では、車の売却先や売却方法、必要書類が異なります。そこで、この記事では、廃車と買取の違いについて詳しく解説します。

記事内では、廃車と買取の違いについて内容以外に、車の状態別におすすめする買取と廃車の判断基準も紹介しています。気になる方は、是非参考にしてみてください。

目次

廃車と買取の違いはコレ!

廃車と買取の違いは、売却した車が最終的にどのような処分方法が行われるのかです。買取と廃車の判断基準は、様々ありますが、業者によって廃車と買取の基準も異なります。

つまり、廃車と買取の判断基準を理解しておくことで、愛車を納得できる売却方法で処分できるでしょう。廃車と買取の違いについて、さらに詳しく解説します。

廃車とは?

廃車とは、陸輸支局で抹消登録を行い、車を行動で走行できない状態にすることを意味します。廃車という言葉を聞くと、車を解体することをイメージされる方が多いでしょう。

しかし、実は車が解体されていない状態でも、抹消手続きが完了すると、車は廃車扱いになります。廃車にした車はスクラップにして解体したり、再度公道を走行できるよう整備を行い、車検を受けるなどを実施する必要があります。

とくに注意して欲しいのが、税金関係の課税を止める手続きです。自動車税の課税対象は「毎年4月1日時点の所有者」に義務付けられます。

つまり、廃車手続きが4月1日までに間に合わなければ、翌年の自動車税を支払う必要が発生してしまうでしょう。抹消手続きも考慮して、車の廃車手続きは早め早めに書類の準備と手続きの実施がおすすめです。

買取とは?

車を買取するとは、中古車買取専門店に愛車を売却することです。中古車買取専門店とは、言葉の通り、中古車の買取を専門に扱う業者のことです。

中古車市場の相場状況を常に反映した上で、査定金額を算出してくれるため、ディーラーや廃車買取専門店に売却するより高い金額で買取してもらえるメリットもあります。

逆にデメリットとしては、最新の中古車市場を反映した上で、査定金額の値付けをしている関係上、車の引き渡し時期が1週間以内であることが多いです。

買取業者によっては、売買契約を結んだ後、すぐに車の引き渡しを行う可能性も少なくありません。

愛車を少しでも高く売却したい方や車の状態が比較的新しい方、車検が1年以上残っている方などには、買取での売却方法をおすすめします。

廃車で売却するメリットとデメリット

廃車として売却するメリットとデメリットを解説します。

廃車のメリット

廃車で売却するメリットは、状態の悪い車でも業者が引き取ってくれることです。ディーラーでの下取りや買取業者での買取では、車の状態によって引き取りを拒否される可能性があります。車は所有しているだけで、課税対象者となります。

そのため、車の名義変更や抹消手続きが完了しなければ、売却したくても一向に売却できません。愛車を廃車にすることで、支払い済みの税金の中でも、未経過相当金額が還付されます。

廃車手続きから車の処分まで代行してくれる業者に依頼することで、他の業者では実現しない高額査定が現実になる可能性もゼロではありません。

廃車のデメリット

廃車のデメリットは、廃車手続きに手間と費用が必要になることです。車を廃車にする場合には、廃車に必要な書類の準備と登録抹消、車の解体などの手続きが必要です。

とくにスクラップ業者に車を持ち込む場合、自走できない車の状態であれば、レッカー搬送代が余計にかかり、加えて解体費用も発生してしまうでしょう。

手続きも業者に代行してもらうやり方ではなく、自分で行う場合には、手間と労力が必要になります。

買取で売却するメリットとデメリット

買取で売却するメリットとデメリットを解説します。

買取のメリット

買取のメリットは、下取りや廃車よりも高い金額で売却しやすいことです。買取業者で提示される査定金額は、全国の中古車市場の需要をリアルタイムで反映した上で、適切な金額を算出してくれます。

そのため、中古車市場でも需要が高い車や人気カラー、人気色であるほど、高い買取金額が期待できるでしょう。

下取りのように車を売却した金額を新車購入資金に含めることはしないため、手元にまとまったお金が残ることも買取で売却するメリットの1つとも言えるでしょう。

買取のデメリット

買取で車を売却するデメリットは、中古車ごとの需要によって買取金額が変動しやすいことです。中古車市場で人気がない車は、自分が想像している以上に高い買取金額が付きません。

買取金額は、需要や季節ごとの流行によっても金額が左右されるため、適切なタイミングを逃してしまうと、査定金額が大幅に下がる可能性も考えられます。

また、愛車の売却と新車購入の時期にタイムラグが発生すると、手元に車がない状態が発生するデメリットも考えられます。

特に毎日のように車を使用する方は、代車やレンタカーなどのコストが余計にかかってしまうでしょう。

【状況別】廃車か買取の判断基準

車を売却したい方の中でも、廃車か買取で売却しようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

廃車か買取の判断基準は、次の車を購入するのか、購入しないのかでまず判断してみましょう。次の車を購入検討している場合には、「買取での売却」、次の車の購入検討をしていない場合、「廃車での売却」を選択することをおすすめします。

その他の判断基準について、状況別に以下の内容でまとめてみました。

  • 購入後1年〜3年しか経過していない車
  • 購入後4年〜7年経過している車
  • 走行距離が10万km以上もしくは初度登録方10年以上経過している

それぞれの内容を詳しく解説します。

購入後1年〜3年しか経過していない車

車を購入後、1年〜3年しか経過していない場合、買取での売却をおすすめします。新車の場合、購入後3年間は保証が適用されており、車の状態が良ければ、高い買取金額で取引してもらえるでしょう。

査定基準の中でも、走行距離は1年で1万kmが目安です。さらに内外装に目立った傷や凹みがなければ、買取金額がさらにアップするでしょう。

購入後1年〜3年未満で車を手放す方は、「車検前で売却する方」が多い傾向もあります。売却する時期を考慮して、条件の良いタイミングで売却検討してみましょう。

購入後4年〜7年経過している車

購入後、4年〜7年経過している車は、廃車と買取のどちらでも良いでしょう。

次の車を購入検討している場合、スムーズに乗り換えすることを重視して買取りで車を売却する方も中にはいます。

購入後、4年〜7年未満の車であれば、中古車市場でも高い人気があり、高価買取が実現する可能性も高い条件です。ディーラーで新車や中古車の購入検討中の方であれば、値引き対象としてもみてくれるでしょう。

走行距離が10万km以上もしくは初度登録方10年以上経過している

走行距離が10万km以上もしくは初度登録から10年以上経過している場合には、廃車をお勧めします。

高年式車や状態の悪い車の場合、自分が思っている以上に満足できる買取金額は期待できません。しかし、廃車買取専門店を利用すれば、他社よりも高い条件で買取対応してくれる場合もあるでしょう。

複数の廃車業者に査定依頼を行いつつ、条件の良い業者を売買契約を結ぶことをおすすめします。

車を売却するなら買取よりも「廃車」がおすすめ

車を売却する場合には、買取より廃車がおすすめです。買取での売却は廃車で売却するより、高い買取金額が提示されやすい傾向があります。

しかし、最新の中古車市場の相場や需要を反映した上で、査定金額を算出しているため、売却する時期や不人気車であるほど、買取金額が変動してしまうでしょう。

また、名義変更が完了しなければ、前払いした自動車税などの税金が返金されません。廃車であれば、車の抹消登録を済ませ、車をスクラップにするだけで、手続きがスムーズに進むメリットがあります。

車の売却について不安要素がある方は、廃車での売却を前向きに検討してみてください。

廃車・買取の違いについてよくある質問

廃車と買取の違いについてよくある質問を以下にまとめました。

  • 質問事項①:廃車と買取の違いは結局何ですか?
  • 質問事項②:廃車のメリットとデメリットを教えてください
  • 質問事項③:買取のメリットとデメリットは?
  • 質問事項④:廃車と買取は結局どちらがおすすめなんですか?

それぞれ詳しく解説します。

質問事項①:廃車と買取の違いは結局何ですか?

廃車と買取の違いは、売却した車が最終的にどのような処分方法が行われるのかです。買取と廃車の判断基準は、様々ありますが、業者によって廃車と買取の基準も異なります。

つまり、廃車と買取の判断基準を理解しておくことで、愛車を納得できる売却方法で処分できるでしょう。

質問事項②:廃車のメリットとデメリットを教えてください

買取のメリットは、下取りや廃車よりも高い金額で売却しやすいことです。買取業者で提示される査定金額は、全国の中古車市場の需要をリアルタイムで反映した上で、適切な金額を算出してくれます。

廃車のデメリットは、廃車手続きに手間と費用が必要になることです。車を廃車にする場合には、廃車に必要な書類の準備と登録抹消、車の解体などの手続きが必要であることが挙げられます。

質問事項③:買取のメリットとデメリットは?

買取のメリットは、下取りや廃車よりも高い金額で売却しやすいことです。買取業者で提示される査定金額は、全国の中古車市場の需要をリアルタイムで反映した上で、適切な金額を算出してくれます。

買取で車を売却するデメリットは、中古車ごとの需要によって買取金額が変動しやすいことです。中古車市場で人気がない車は、自分が想像している以上に高い買取金額が付きません。

質問事項④:廃車と買取は結局どちらがおすすめなんですか?

車を売却する場合には、買取より廃車がおすすめです。買取での売却は廃車で売却するより、高い買取金額が提示されやすい傾向があります。

しかし、最新の中古車市場の相場や需要を反映した上で、査定金額を算出しているため、売却する時期や不人気車であるほど、買取金額が変動してしまうでしょう。

また、名義変更が完了しなければ、前払いした自動車税などの税金が返金されません。廃車であれば、車の抹消登録を済ませ、車をスクラップにするだけで、手続きがスムーズに進むメリットがあります。

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