廃車時のガソリン残量はどのくらいが良いのかな?と悩んでいる方いませんか?愛車の廃車が徐々に近づいてくると、どんな方でも愛車の状態やその他のことが気になるものです。
そこでこの記事では、廃車時のガソリン残量について徹底解説します。
記事内では、廃車時のガソリン残量の情報に加えて、廃車日までに車のガソリンを無駄なく減らす方法も合わせて解説しています。廃車時のガソリン残量が気になる方は、是非参考にしてみてください。
【結論】廃車時のガソリン残量に適量はない
この記事の結論から説明すると、車を廃車にする場合、ガソリンの残量は満タンの状態でも、ガス欠の状態のどちらでも、査定金額に反映されることはありません。
査定金額についての影響は中古車界買取業者でもディーラーでも同じことが言えます。
廃車希望者としては、わざわざ廃車する車に対してガソリンを満タンにする必要もないでしょう。逆にガソリン代が無駄になりかねません。
廃車予定の車にガソリンを給油する場合、最低限のガソリンを給油するよう意識してみてください。
業者にガソリン残量を指定されたら従おう!
ガソリンの給油量について、業者から指定がある場合には、指定された条件に従いましょう。
廃車買取業者によっては、ガソリンを可能な限り減らした状態で車を持ち込むよう指示がある可能性があります。廃車業者の指示に従うためにも、車の引き渡し日程に合わせて、ガソリンを徐々に消費してください。
ガソリンが車の中に入っている状態の場合、引き取り不可もしくは、ガソリンを抜くための費用を別途請求される可能性も考えられます。
車のガソリンは誰でも抜けないので注意
200Lを超えるガソリンを抜くためには「危険物取扱者」の資格が必要です。ガソリンは、可燃性が高い液体のため、取り扱いには資格を伴います。
ガソリンの取り扱いを一歩間違えるだけでも、大きな車両トラブルや火災に発展しかねません。
200L以下のガソリン使用であれば、専門資格は必要入りませんが、取り扱いには十分注意しましょう。
資格が必要な液体ほど、危険な液体できることを常に認識した上で適切な判断を行ってください。いくら少量のガソリン使用であっても、慎重に扱うことをおすすめします。
廃車する車のガソリン残量についての4つの注意点
廃車にする車のガソリン残量については4つの注意点があります。
- 注意点1:無理にガソリンを抜こうとしないこと
- 注意点2:電動ポンプは使わない
- 注意点3:ポンプのホースは長めのものを使用する
- 注意点4:ガソリンを保管するタンクは金属製の物を選ぼう
それぞれの注意点について詳しく解説します。
無理にガソリンを抜こうとしないこと
ガソリンを抜き取る際には、可能な限り自分で抜こうと考える方がいますが、全ての燃料を抜き取る必要はありません。
ガソリンタンクの底部分には、沈殿物や不純物が混合している可能性もあるため、全てのガソリンを抜き取った場合、ガソリンの質が悪化してしまいます。
ガソリンを抜き取ることで、最悪の場合、発火の原因にもなりかねないため、全ての燃料を回収しようとせずに、可能な限り抜き取ることを意識してみてください。
電動ポンプは使わない
ガソリンを抜き取る場合、ポンプを使用して抜き取るケースもあります。しかし、抜き取る際、「電動ポンプの使用」はNG行為です。
電動ポンプを使用した場合に発生する静電気によって、引火して火災トラブルに発展する可能性も考えられます。
大きな火災に発展すれば、自分だけでなく他人に迷惑をかけてしまいかねません。車の廃車どころでは収まらないため、ガソリンを抜き取り際には、電動ポンプ以外のものを使用しましょう。
ポンプのホースは長めのものを使用する
一般的にどんなホースを使用しても、給油口に差し込めるホースを使用すれば、ガソリンは抜き取ることができます。
自宅に灯油用のホースが保管されていれば、ガソリンを抜き取りできますが、場合によってはホース自体が短く、ガソリンを抜き取りできない可能性も考えられます。
灯油用のホースは思っている以上に長くありません。ガソリンの抜き取り作業をスムーズに行うためにも、長めのホースを活用して燃料の抜き取り作業を行ってみてください。
ガソリンを保管するタンクは金属製の物を選ぼう
車の中に給油されたガソリンを抜き出した後は、一旦タンク内で保管することになります。
その際、ガソリンを保管するタンクにも注意が必要です。保管する容器がプラスチックの場合、常温の常温の状態になれば燃料が引火する可能性が高くなってしまいます。
季節によっては、ガソリンの温度がすぐに上昇してしまう可能性も考えられるため、ガソリンを保管する容器が金属製の物を選びましょう。
【目的別】廃車時のガソリン残量に関する対応策
廃車時のガソリン残量に関する対応策を3つ紹介します。
- 対応策①:レッカーで移動する場合
- 対応策②:自分で業者に持ち込む場合
- 対応策③:業者からガソリン量に関する指定がある場合
それぞれの対応策について詳しく解説します。
対応策①:レッカーで移動する場合
廃車業者が廃車する車をレッカーで移動させる場合、車を動かす必要がないため、ガソリンを抜き取る必要はありません。
しかし、レッカーに積載する際に車を動かす必要があるため、少量のガソリンは残しておくように意識しましょう。
廃車業者によっては、無料でレッカー対応してくれるケースもあれば、有料でのレッカー搬送対応が考えられます。
廃車業者にレッカー搬送を依頼する際には、搬送費用について事前確認しておくことが何より重要です。
対応策②:自分で業者に持ち込む場合
廃車業者に愛車を自分で持ち込む場合、廃車業者までの距離を運転できるだけのガソリン量は残しておきましょう。
業者によっては、廃車する際にガソリンを可能な限り使い切るよう指示されるケースもあります。
ガソリンが多く残っている場合、燃料の抜き取り作業に時間がかかってしまうため、愛妻の場合、抜き取り費用を請求される可能性も少なくありません。
対応策③:業者からガソリン量に関する指定がある場合
ディーラーや廃車買取業者から、ガソリン残量について何かしらの指示がある場合、ガソリンメーターの1/3ほどの燃料を残しておきましょう。
スムーズに廃車手続きを進めるために、廃車業者やディーラーから指示された内容に従い、少しでも負担や手間を減らせるよう意識してみてください。
ガソリン残量を効率的に減らす対処方法
ガソリン残量を効率的に減らす対処方法が3つあります。
- 対処方法①:家族で遠出に出かける
- 対処方法②:通勤に車を使用する
- 対処方法③:普段会わない人と出かけてみる
それぞれの対処方法について詳しく解説します。
家族で遠出に出かける
廃車予定の車のガソリンを効率的に減らすためにも、家族で遠出に出かけることをおすすめします。
廃車予定の車には、現在に至るまで様々な思い出を一緒に共有してきたと思います。
この際、廃車予定の車と家族で一緒に出かける思い出作りのために、小旅行やドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。
通勤に車を使用する
廃車予定の車に給油されているガソリンを効率的に抜きとる為に、通勤用の車として使用しても良いでしょう。片道10kmほどあれば、往復で20kmとなり、引き渡し時には最低限のガソリン残量になっている可能性が高いです。
車内では、人を気にすることなく、好きなニュースや音楽を聞きながら、充実したカーライフを過ごせるでしょう。
普段会わない人と出かけてみる
廃車する車のガソリンを消費するために、普段会わない人と出掛けてみるのも良い選択肢の1つです。
普段会わない学生時代の友人や会う頻度が少なくなった旧友を誘い、一緒にイベントや食事に出かけるのも良いでしょう。
普段会わない人とドライブすることで、お互いの近況報告や悩み相談をができ、ストレス解消にも役に立ちます。
廃車・ガソリン残量についてよくある質問事項
廃車・ガソリン残量についてよくある質問事項を以下のまとめました。
- 廃車時にガソリン残量はどのくらい残しておくのが良いですか?
- 廃車時のガソリン残量を目的別に教えてください
- 車のガソリンは自分で抜いて良いのですか?
- 廃車時のガソリン残量に対する注意点を教えてください!
記事の内容を振り返る意味でも、もう一度詳しく解説します。
廃車時にガソリン残量はどのくらい残しておくのが良いですか?
車を廃車にする場合、ガソリンの残量は満タンの状態でも、ガス欠の状態のどちらでも構いません。ただし、廃車業者からガソリン残量について何かしらの指定がある場合には、業者の指示に従いましょう。
ガソリンが車の中に入っている状態の場合、引き取り不可もしくは、ガソリンを抜くための費用を別途請求される可能性も考えられます
廃車時のガソリン残量を目的別に教えてください
廃車時のガソリン残量は、目的別によって対応が異なります。基本的に車を引き渡す際には、ガソリンメーターの1/3ほど燃料を残しておくことがベストです。
廃車業者からガソリン残量について指示がある場合には、指示内容に従い適切な行動をとりましょう。
車のガソリンは自分で抜いて良いのですか?
車のガソリンは自分で抜き取ることも可能です。しかし、200L以上のガソリンを抜き取る際には、危険物取扱者の資格が必要になります。
200L以下のガソリンを抜き取る場合には、専門の国家資格は必要ありません。
ただし、少量のガソリンを抜き取る際にも、抜き取り作業中は慎重に対応していきましょう。
廃車時のガソリン残量に対する注意点を教えてください!
ガソリンを抜き取る際には、全ての燃料を抜き取る必要はありません。
ガソリンタンクの底部分には、沈殿物や不純物が混合している可能性もあるため、全てのガソリンを抜き取った場合、ガソリンの質が悪化してしまいます。
ガソリンを抜き取ることで、最悪の場合、発火の原因にもなりかねないため、全ての燃料を回収しようとせずに、可能な限り抜き取ることを意識してみてください。