廃車する車のドラレコは外した方が良いの?外すケースと外さないケースを徹底解説

車を廃車にする場合、買取金額以外にも車内に装備されたドライブレコーダーを外すべきか外さないべきかを考える方も多いでしょう。

ドライブレコーダーは外すケースと外さない方が良いケースの2つの選択肢があります。

そこでこの記事では、廃車時にドラレコを外した方が良いのか、外さない方が良いのかを詳しく解説します。

廃車手続きを進めたいけど、ドラレコの取り外しが気になる方は、是非参考にしてみてください。

目次

廃車する車のドラレコは外した方が良い?

廃車する際にドラレコは外すことをおすすめするケースと外さないことをおすすめする2つの選択肢があります。

そのため、どんな状態でもドラレコを外した方がお得になる訳ではありません。

以下の内容で廃車時におけるドラレコの考え方について詳しくみていきましょう。

ドラレコ付きの方が買取金額がアップしやすい

ドライブレコーダーを装備している車は、買取金額が有利になりやすい傾向があります。実際に買取金額を定める査定基準にも、ドライブレコーダーの有無による加減点が表記されている状況です。

車両事故や煽り運転対策の観点から、ドライブレコーダーに関する注目度と取り付け率が年々高まっています。

とくに前後の録画機能はもちろん、停車中の衝撃に関する録画機能付きドラレコや前後左右をカメラで録画する機能など、ドラレコによって特徴が異なります。

査定金額を少しでも高い状態で売却したいと考える方は、現状、廃車の車に取り付けされているドラレコの情報を査定スタッフにアピールしましょう。

廃車する車のドラレコを外す3つのメリット

廃車する車のドラレコを外すメリットは3つあります。

・メリット1:外して別の車に使用できる

・メリット2:ドラレコを部品として転売できる

・メリット3:個人情報の漏れを防げる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

メリット1:外して別の車に使用できる

廃車予定の車からドラレコを外す1つ目のメリットは、外したドラレコを別の車に取り付けできることです。

ドラレコ自体に異常や不具合がなければ、そのまま継続して別の車でも使用可能です。

ドラレコを取り外す手間が発生しますが、安全面を考慮して、部品の移し替えができれば、実施しておきましょう。

車の整備や取り付けに詳しい知人がいれば、依頼してみるのも良いかもしれません。

メリット2:ドラレコを部品として転売できる

ドラレコは部品単体が新しいほど、高値で売却できるメリットがあります。

そのため、ドラレコを外す工賃を含めても、廃車以上の売却金額が期待できれば、部品単体での売却を検討した方が得です。

ドラレコの売却金額も業者やカーショップ、オークションなどによって異なります。

まずは、複数の業者とオークションなどで、現在取り付けしているドラレコがどのくらいの金額で売却できるのかを把握しましょう。

事前に売却金額を把握することで、金額面で損をする可能性が限りなく低くなります。

メリット3:個人情報の漏れを防げる

ドラレコには、個人情報が多数入っています。

万が一、廃車する車にドラレコをつけたままの状態で、第三者に売却される場合には、個人情報が漏れる可能性も考えられます。

たとえ廃車する車でも、個人情報が流出するリスクを防ぐために、可能であればドラレコを外すことをおすすめします。

ドラレコの有無により、買取金額が変動する場合には別です。

廃車する車のドラレコを外す3つのデメリット

廃車する車のドラレコを外すデメリットは3つあります。

・デメリット1:別途ドラレコの取り外し料金が発生する可能性も

・デメリット2:買取金額が減額される

・デメリット3:再販してもドラレコによっては高く売れない

ドラレコを外すメリットとデメリットを正しく理解しましょう。

デメリット1:別途ドラレコの取り外し料金が発生する可能性も

ドライブレコーダーを取り外す1つ目のデメリットは、別途取り外し費用が発生することです。追加費用としては、ドラレコの作業工賃が業者によって異なるため、正確な数字はお答えできません。

取り外し相場としては、5,000円〜9,000円ほどの費用となります。

廃車にする車のドラレコを取り外す場合には「部品単体での売却金額がどのくらいになるのか」を確認した上で、売却を検討しましょう。

部品単体の売却金額が取り外し費用を下回る場合には、金銭面的に損をしてしまいます。

デメリット2:買取金額が減額される

ドライブレコーダーは、買取金額を定める査定基準の加減点項目に該当します。

仮に廃車する車をドライブレコーダー有りで査定してもらっている場合、買取金額が減額されるデメリットが考えられるでしょう。

減額される金額は査定業者によって異なります。

どうしてもドラレコを外さないといけない用がなければ、そのままの取り付けしている状態での売却をおすすめします。

デメリット3:再販してもドラレコによっては高く売れない

ドラレコを取り外す方の中には、再販することを視野に入れて取り外しを希望する方も中にはいます。

しかし、実際にはドラレコによって再販しても高く売れない部品が多く、取り外し工賃を含めると損をする可能性が高いでしょう。

ドラレコは毎年新しい機種や新性能を搭載した部品が次々に発表されています。

新しいドライブレコーダーを取り付けしてから日が経過していない場合には、取り外して売却しても高値で売れやすいでしょう。

ドラレコを外す外さないの適正な判断基準

ドラレコを外すべきか外さないべきかを判断する基準が2つあります。

・判断基準1:ドライブレコーダーの単体価値を把握しておく

・判断基準2:買取金額への影響を事前確認する

それぞれの判断基準を詳しく解説します。

判断基準1:ドライブレコーダーの単体価値を把握しておく

ドライブレコーダーを外して別途買取してもらうか悩んでいる方は、ドラレコ本体が中古車市場でどのくらいの売却金額が期待できるのかを把握する必要があります。

ドラレコの中古車相場は、機種やメーカー、機能によって金額が異なりますが、おおよそ4,000円〜20,000円が相場でしょう。

ただし、安易なドラレコであれば、買取金額がさらに下がります。

ドラレコの取り外しを判断する際には、ネットやオークション、中古車パーツ買取専門店で査定してもらい適正価格で売却できるのかを判断しましょう。

判断基準2:買取金額への影響を事前確認する

ドラレコの有無により、査定金額にどのくらいの影響が出るのかを確認することも重要です。

装備しているドライブレコーダーの機種やメーカー、販売年などを車買取業者に伝えて、プラス査定になるのか、マイナス査定になるのかを判断してもらいましょう。

その結果を含めて、ドライブレコーダーを外すか、外さないのかを判断することをおすすめします。

廃車希望者必見!ドラレコを外さない方が良いケース

ドライブレコーダーを外さない方が良いケースは具体的に3つあります。

・査定金額が加点されるケース

・純正のドライブレコーダーが装着されているケース

・ドラレコを外すと内装に傷がつくケース

それぞれのケースを詳しく解説します。

査定金額が加点されるケース

査定において、ドライブレコーダーの有無は金額面に大きな影響を与えます。

近年、煽り運転が社会的に問題視されるようになってから、ドライブレコーダーの注目度はさらに高まりました。

実際に中古車を購入する際には、購入検討車にドライブレコーダーがついているのかは、1つの判断基準となっています。

もし、ドライブレコーダーが査定金額に影響を与える場合には、外さないことをおすすめします。

純正のドライブレコーダーが装着されているケース

純正のドライブレコーダーを取り付けしている場合も無理に外さないことをおすすめします。純正品のドライブレコーダーは、車を生産しているメーカーが保証する部品です。

純正部品のドライブレコーダーを装着している場合、査定金額がさらにアップしやすい傾向があります。

逆にドラレコを外してしまうと、買取金額に影響を与えてしまうため、査定スタッフに取り外しの事前確認を行いましょう。

ドラレコを外すと内装に傷がつくケース

ドラレコを外すと車内が傷つく可能性が高い場合、ドラレコの取り外しはおすすめできません。

ドライブレコーダーを装着する場合には、配線を通す必要があります。

配線を隠すためには、インパネ周りや内張りを剥がす必要も出てくるでしょう。

取り外す際には、ドライブレコーダー本体よりも、配線を取り外す際、内装に傷がつきやすいです。

特に長時間ドラレコを装着していた場合には、ドラレコ本体が剥がしにくくなっている可能性も考えられるでしょう。

ここがポイント!ドラレコを外した方が良いケース

次にドラレコを外した方が良いケースを3つ解説します。

・ドラレコが故障しているケース

・ドラレコ単体で売却した方が高いケース

・次の車に使用したいケース

それぞれ詳しく解説します。

ドラレコが故障しているケース

ドラレコが故障しているケースは、いくら査定において加点されると言っても、加点対象にはなりません。

逆に不具合が発生していることで、減額対象になる可能性も考えられます。

査定金額がダウンする場合、可能であれば、ドライブレコーダーを取り外しておきましょう。

ドラレコ単体で売却した方が高いケース

ドラレコ単体で売却した方が高いケースは、部品の取り外しをおすすめします。

ドラレコは部品によって中古品価格が異なります。

年式が新しいドライブレコーダーほど、高い売却金額が期待できるため、取り外し工賃を含めても高値が期待できるでしょう。

ドラレコの取り外しを実施する前には、部品単体でどのくらいの売却金額が期待できるのかを確認しておくことをおすすめします。

次の車に使用したいケース

現在、廃車予定の車に装着しているドライブレコーダーを別の車で使用したい方は、取り外しをおすすめします。

ドラレコは再販することも可能です。

ただし、ドラレコの取り外し費用や取り付け後の不具合に関する保証がないため、あくまで自己責任で対応するしか方法がありません。

廃車ドラレコについてよくある質問事項

廃車ドラレコについてよくある質問事項を以下にまとめました。

・廃車時にはドラレコを外した方が良いの?

・廃車時にドラレコを外すメリットとデメリットは?

・廃車時にドラレコを外した方が良いケースは?

・廃車時にドラレコを外さない方が良いケースとは?

記事の内容を振り返る意味でも、もう一度確認してみましょう。

廃車時にはドラレコを外した方が良いの?

廃車する際にドラレコは外すことをおすすめするケースと外さないことをおすすめする2つの選択肢があります。

そのため、どんな状態でもドラレコを外した方がお得になる訳ではありません。

廃車時にドラレコを外すメリットとデメリットは?

廃車する車のドラレコを外すメリットは、取り外したドラレコを別の車に再利用できることです。

デメリットは、別途取り外し費用が発生することです。取り外し相場としては、5,000円〜9,000円ほどの費用となります。

廃車時にドラレコを外した方が良いケースは?

廃車予定の車に装着しているドライブレコーダーを別の車で使用したい方は、取り外しをおすすめします。

ドラレコは再販することも可能です。

ただし、ドラレコの取り外し費用や取り付け後の不具合に関する保証がないため、あくまで自己責任で対応するしか方法がありません。

廃車時にドラレコを外さない方が良いケースとは?

純正のドライブレコーダーを取り付けしている場合も無理に外さないことをおすすめします。純正品のドライブレコーダーは、車を生産しているメーカーが保証する部品です。

純正部品のドライブレコーダーを装着している場合、査定金額がさらにアップしやすい傾向があります。

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