廃車時にスタッドレスタイヤはどうすれば良いの？タイヤ処分方法や注意点を解説

2023年10月19日

車を廃車したいけど、スタッドレスタイヤの処分はどうすれば良いのだろう？と疑問を感じている方いませんか？

廃車時に合わせてスタッドレスタイヤを処分する場合、タイヤを処分する廃棄料金が必要になりますが、他の方法でタイヤを処分する方法も中にはあります。

そこでこの記事では、スタッドレスタイヤの処分方法や注意点を解説します。記事内では、スタッドレスタイヤの状態別に処分方法も解説しています。

気になる方は是非参考にしてみてください。

廃車時のスタッドレスタイヤは自分で処理するのが基本

この記事の結論として、スタッドレスタイヤは基本的に自分で処分します。

廃車買取業者によっては、予備タイヤを買取してくれたり、廃タイヤを処分してくれる可能性もあるでしょう。

自分で処理する際には、廃棄業者にタイヤの処分を依頼しなければいけません。

タイヤなしでも廃車手続きが行える

タイヤなしの状態でも、廃車の手続きを進めることは可能です。

自動車リサイクル法が施行された2005年以降、自動車の「解体作業」は、都道府県から許可を得た業者のみしかできない形になりました。

しかし「タイヤを外すこと」は、車の解体に該当せず、自分でタイヤを外しても問題ありません。

タイヤの取り外し作業であると認識されており、違法性はありません。つまり、タイヤなしの状態でも廃車処理を依頼することが可能になります。

廃車希望の方必見！スタッドレスタイヤの処分方法

スタッドレスタイヤの処分方法は3つあります。

・処分方法1：ネットオークションやフリマアプリを利用する

・処分方法2：廃棄回収にタイヤを出す

・処分方法3：パーツ買取店に依頼する

それぞれ詳しく解説します。

処分方法1：ネットオークションやフリマアプリを利用する

スタッドレスタイヤの処分方法1つ目は「ネットオークションやフリマアプリを利用する」ことです。

車の部品はネットオークションで高く売れる可能性があります。

とくにスタッドレスタイヤは需要が高く、高い値段で売却できる可能性が高い傾向があります。

しかし、ネットオークションやフリマアプリを利用してスタッドレスタイヤを売却すると、配送先や重量、配送サイズによって送料や手数料負担が必要になります。

送料面を考慮した上でスタッドレスタイヤの売却を検討しましょう。

処分方法2：廃棄回収にタイヤを出す

スタッドレスタイヤの処分方法2つ目の方法は「廃棄回収業者にタイヤを売却する」ことです。

ネットオークションやフリマアプリで商品を売却する場合、商品の出品から発送スケージュールまで全て自分で管理する必要があります。

中にはネットオークションの利用経験がないことで、利用事態に抵抗感を感じる方もいるでしょう。

タイヤの買取から回収まで代行してくれる廃棄回収業者に処分を依頼することで、自宅に保管されているスタッドレスタイヤを引き取りにきてくれます。

廃棄回収業者によっては「有料での引き取り」になる可能性があるため、依頼前にタイヤ引き取り料金の負担が発生するのか確認する必要があります。

処分方法3：パーツ買取店に依頼する

スタッドレスタイヤの処分方法3つ目は「パーツ買取店に売却依頼する方法」です。

中古のスタッドレスタイヤに対して「需要がない」と考える方も少なくありません。

しかし、実際には中古のスタッドレスタイヤだからこそ購入したい方も中にはいます。

現状、タイヤ代の値上がりにより、タイヤを購入する費用を補えない方も多いです。

格安で購入できる中古のスタッドレスタイヤだからこそ、パーツ買取店でも高い金額で売却できる可能性があります。

こんなケースはどうすれば良いの？タイヤの状態別廃棄方法

「こんなケースはどうすれば良いの？」という廃車状態をケース別に解説します。

以下で紹介するケースは3点です。

・ケース1：スタッドレスタイヤが古くなっている

・ケース2：スタッドレスタイヤを購入して日が経過していない

・ケース3：スタッドレスタイヤが欲しい方がいる

1つ1つ詳しく解説します。

ケース1：スタッドレスタイヤが古くなっている

スタッドレスタイヤを購入してから3年以上経過している場合やタイヤの溝が少なくなっている場合、製造年から年数が経過している場合には廃車買取に処分を依頼しましょう。

製造から年数が経過しているスタッドレスタイヤは、基本的に「価値のないタイヤ」と判断されます。

仮にフリマサイトやネットオークションで売却できても、手数料や送料が引かれてるため、想像している以上に手元に残る資金が少ないでしょう。

タイヤの状態が悪い場合、どんな売却方法を実践しても、大幅な査定金額が提示される可能性が少ないです。

ケース2：スタッドレスタイヤを購入して日が経過していない

スタッドレスタイヤを購入してから月日が経過していない場合、ネットオークションやフリマサイトなどで高く売却できる可能性があります。

タイヤは製造年から日が経過しておらず、タイヤの溝が残っているほど、高く売却できる傾向が高いです。

もし、廃車する車にスタッドレスタイヤを装着している場合には、ノーマルタイヤに履き替えて、スタッドレスタイヤを売却するようにしましょう。

ネットオークションやフリマアプリ以外にも、タイヤ廃車専門業者に買取査定してみるのも良いかもしれません。

また、廃車買取業者以外にも、各部品ごとに価値を算出して査定金額を提示してくれる業者も中にはあります。

ケース3：スタッドレスタイヤが欲しい方がいる

自分の身近にスタッドレスタイヤが欲しい方がいる場合には、タイヤをあげることも1つの処分方法です。

例えば、

・車を廃車にするためスタッドレスタイヤが必要いらない場合

・新しい車を購入したため、スタッドレスタイヤが不必要になった

・新しい車のホイールサイズと所有しているスタッドレスタイヤのサイズが異なる

などの条件では、スタッドレスタイヤは不必要になります。

知人や親戚にスタッドレスタイヤを渡す場合には「タイヤに溝が残っているのか？」や「タイヤの空気圧は入っているのか？」などの最低限の確認を実施してから渡すように意識しましょう。

後々、渡したスタッドレスタイヤのことでトラブルに発展しては意味がありません。

廃車時のスタッドレスタイヤに関係する3つの注意点

廃車時のスタッドレスタイヤに関係する注意点を3つ紹介します。

・注意点1：スタッドレスタイヤのことを廃車時に話す

・注意点2：タイヤを簡単に掃除しておく

・注意点3：ノーマルタイヤも合わせて査定してもらう

さらに詳しくみていきましょう。

注意点1：スタッドレスタイヤのことを廃車時に話す

最も良い方法は、車の廃車依頼を行うと同時にスタッドレスタイヤの存在も申告しておくことです。

仮に業者自体の評判が良くても、全てのスタッフが完璧な訳ではありません。

査定スタッフがスタッドレスタイヤと気が付かない可能性もあります。

もしくは、スタッドレスタイヤだと気付いても、査定金額に組み込まれずに対応される可能性もあります。

車を廃車する際には、スタッドレスタイヤの存在を事前に説明して、廃車業者の方で処分してもらえるのか確認しておきましょう。

注意点2：タイヤを簡単に掃除しておく

いくらスタッドレスタイヤの状態が良くても売却する前は「簡単にタイヤを掃除しておく」ことをおすすめします。

スタッドレスタイヤに泥や汚れが付着しても、タイヤ自体に影響はありませんが、査定員の印象が悪くなってしまいます。

タイヤの印象が悪くなれば、査定スタッフが提示するスタッドレスタイヤの買取金額に変動が出てしまいかねません。

タイヤの状態が悪いと目視で確認しづらいデメリットもあります。

スタッドレスタイヤをピカピカの状態にする必要はありませんが、査定前にはタイヤを軽く掃除しておくように意識してください。

注意点3：ノーマルタイヤも合わせて査定してもらう

スタッドレスタイヤの状態が良い場合、どの業者でも高い売却金額が期待しやすくなります。

しかし、いくらスタッドレスタイヤの状態が良くても、車本体の買取金額以上の金額が提示されることはありません。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤを一緒に売却すれば、スタッドレスタイヤ単体よりも高い買取金額が期待できます。

廃車の買取において、純正部品は査定金額に影響がでやすいポイントです。

仮にノーマルタイヤを廃車時に履いていない場合には、欠品扱いとして車の買取金額が減額される可能性も覚えておきましょう。

「廃車スタッドレスタイヤ」についてよくある質問事項

廃車スタッドレスタイヤについてよくある質問事項を以下にまとめました。

・質問事項1：廃車時にスタッドレスタイヤの処分は業者に依頼できますか？

・質問事項2：スタッドレスタイヤが高く売れる方法を教えてください

・質問事項3：廃車時にスタッドレスタイヤを売却する際の注意点は？

記事の内容を振り返るためにも、詳しく解説します。

質問事項1：廃車時にスタッドレスタイヤの処分は業者に依頼できますか？

廃車時にスタッドレスタイヤの処分を業者に合わせて依頼することは可能です。

しかし、業者によってはスタッドレスタイヤの処分ができない可能性もあります。

もし、スタッドレスタイヤの処分を検討している場合には、車の廃車と同時にタイヤの処分ができるのか確認してみましょう。

質問事項2：スタッドレスタイヤが高く売れる方法を教えてください

スタッドレスタイヤを高く売る方法は、パーツ買取店に売却依頼することです。