愛車を廃車にする3つのメリット!廃車時の注意点や手続き方法を解説

愛車を廃車にしたいけど「愛車を廃車にするメリットは何があるのだろう?」と疑問を抱えている方いませんか?

自分の車を廃車にすることで、車を処分できるメリットがありますが、実は売却主にとって他にもメリットがあります。

そこでこの記事では、愛車を廃車にするメリットを解説します。

記事内では、廃車の買取金額が高く提示されやすい理由と具体的な廃車手続きも解説しています。気になる方は是非参考にしてみてください。

目次

愛車を廃車にする3つのメリット

愛車を廃車にするメリットは以下3点です。

・メリット1:車の維持費が不必要になる

・メリット2:還付金を受け取れる

・メリット3:自動車保険料を削減できる

それぞれ詳しく解説します。

メリット1:車の維持費が不必要になる

車を廃車にすることで、自動車税や車検代、点検代などの維持費が不必要になるメリットがあります。

上記費用は年間で計算すると数万円〜数十万円単位で負担する金額です。

車を使用できない不便さが残りますが、車を所有しないことで年間数十万円単位の費用を削減できるでしょう。

自動車保険料も愛車を廃車にした後は不必要になるため、支払いをストップできます。

メリット2:還付金を受け取れる

車を所有している場合、自動車税や重量税、自賠責保険を毎年5月上旬にかけて支払う義務が発生しています。

廃車手続きを行うと、とくに普通車の場合には残存期間分の税金が還付されるメリットが期待できます。

残存期間は自動車税を支払った後、車の売却から名義変更が早く実行されるほど還付される金額は高くなります。

普通車以上の車の場合、還付金額は月割で算出される仕組みです。

メリット3:自動車保険料を削減できる

車を廃車にする3つ目のメリットは「自動車保険料を節約できる」ことです。

自動車保険料は軽自動車でも毎年60,000円〜100,000円ほどの費用負担が発生します。

年間10万円の保険料を削減できれば、生活にも余裕が出やすいでしょう。

ただし、自動車保険をストップする際には「中断証明書の発行」を必ずやっておきましょう。

中断証明書とは、現在契約している自動車保険の等級を次の契約時まで保留にする手続きです。

中断証明書を発行せずに、自動車保険を解約した場合、もう一度車を所有して保険を契約する際には6S等級という保険料が高く設定される等級から入り直さないといけなくなります。

今が熱い!廃車で高額な買取金額が提示されやすい3つの理由

廃車が高額査定されやすい理由が3つあります。

・理由1:日本車の海外での需要

・理由2:部品単体としての価値が高い

・理由3:鉄やスクラップとして価値がある

それぞれ詳しく解説します。

理由1:日本車の海外での需要

走行距離が10万kmを超える車は日本では「廃車扱い」になる可能性が高いです。

しかし、海外ではたとえ走行距離が10万km以上を記録する車でも、高い買取金額で売買される可能性があります。

とくに高い買取金額が提示されやすい理由としては、

・経済状況が豊かではない後進国では、高額な新車を購入できないため

・日本車は世界に誇る高い技術力を考慮して作られているため

などの理由が挙げられるでしょう。

日本車は「故障しにくく、丈夫である」ことで世界的に高い人気と需要があります。

高年式車や状態の悪い日本車であれば、故障する可能性は考えられますが、年間122万台もの日本車が海外へ輸出されている現状、廃車でも高い買取金額が提示されやすいでしょう。

理由2:部品単体としての価値が高い

海外で使用される多くの部品は「リビルト品(中古品)」のため、日本で廃車となった車や修理対応できない車から部品をばらしてコンテナ船などで海外へ輸出されます。

車は3万個の部品から構成されており、1つ1つの部品にも価値があります。

中古車パーツの再利用は、2015年の国連サミットでも採択されたSDGsの一環としても現在、注目を集めるポイントの1つであり、多くのメディアやマスコミからも多数取り上げられています。

理由3:鉄やスクラップとして価値がある

廃車予定の車は鉄やスクラップにして再利用されるケースもあるため、たとえ不人気車でも部品として価値があるのです。

鉄やスクラップの再利用はあらゆる場面や使用目的で使われており、車としての価値がなくても鉄スクラップとしての価値は残ります。

そのため、鉄やスクラップを高く買取してくれる業者であれば、廃車を買取に出す場合以上の買取金額で転売できる可能性が高いでしょう。

初心者必見!廃車手続き方法はこの2つ

廃車手続きは主に2種類あります。

・一時抹消登録

・永久抹消登録

それぞれの廃車手続きについて詳しく解説します。

一時抹消登録

一時抹消とは、車を一時的に使用しない場合や長期間使用しない期間がある場合の手続き方法です。

症状が軽症であり、再販できる可能性が高い車に行なわれる手続き方法になります。

軽自動車の一時抹消は「一時使用中止」と呼ばれます。

一時抹消に必要な書類

一時抹消に必要な書類は以下の通りです。

【普通車の一時抹消に必要な書類】

・自動車検査証

・車の所有者の印鑑証明書

・所有者の実印

・ナンバープレート前後2枚

・委任状(代理人が申請する場合)

・永久抹消登録申請書

・手数料納付書

・自動車税(環境性能割、種別割)申告書

【軽自動車の一時使用中止に必要な書類】

・自動車検査証

・ナンバープレート(前後)

・申請依頼書(委任状)

・自動車検査証返納証明書

・自動車検査返納届出書

上記書類を準備した後は、普通車の場合には運輸局にて廃車の手続きを行います。

軽自動車の場合には、軽自動車協会にて廃車の手続きを進めましょう。

永久抹消登録

永久抹消とは、廃車予定に車を今後使用することがない場合に行なわれる廃車手続きです。

車をスクラップにして完全に手放す場合に利用されます。軽自動車の場合には、解体返納と呼ばれます。

「修理が難しく、車を解体するしか方法がない時」に利用されるケースが多いです。

永久抹消に必要な書類

永久抹消の場合には以下の書類が必要になります。

廃車手続きは、普通車であれば運輸支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会にて廃車手続きを行います。

【普通車の永久抹消の場合】

・自動車車検証

・所有者の実印

・所有者の印鑑証明書

・ナンバープレート(前後)

・移動報告番号と解体報告記録日

・委任状

・永久抹消登録申請書

・手数料納付書

・自動車税(環境性能割、種別割)申告書

【軽自動車の永久抹消の場合】

・自動車検査証

・ナンバープレート(前後)

・申請依頼書(委任状)

・自動車検査証返納証明書

・自動車検査返納届出書

廃車手続きに抑えてほしい3つの注意点

廃車手続きにおいて、必ず抑えてほしい注意点が3つあります。

・注意点1:廃車予定の車にローンが残っていないのか?

・注意点2:還付金の返金制度

・注意点3:複数の廃車業者に相見積をとる

1つ1つ詳しく解説します。

注意点1:廃車予定の車にローンが残っていないのか?

廃車手続きを行う場合には「廃車予定の車にローン残債が残っていないのか」を確認する必要があります。

車の所有者がローン会社もしくはクレジット会社の場合、使用者の判断で車を廃車にはできません。

まず、廃車予定の車にローン残債がないことを確認した上で所有権解除と呼ばれる手続きを行う必要があります。

仮に車の所有権がクレジット会社の状態で廃車した場合、横領罪に該当する可能性があります。所有権解除を行うためには、ローン残債の一括返済が必要です。

廃車手続きを行う前には、車のローン残債が残っていないのかを事前に確認しましょう。車検証の所有者名義を確認すれば、簡単に確認できます。

注意点2:還付金の返金制度

車を廃車にすると、当年度の分の自動車税が還付されます。還付される条件としては、普通車以上の車を所有していることであり、軽自動車の場合には自動車税が還付されません。

自動車税は毎年4月1日時点での「車の所有者」に納税義務が発生します。

抹消登録を進めると、抹消した翌月から3月までの未経過分の自動車税が月割り計算で還付される仕組みです。

自動車税の還付金は、以下の計算式で算出されます。

・1年の自動車税金額 ÷ 12ヶ月 ×抹消登録した翌月から3月までの残存月数

抹消前に還付される自動車税を計算しても良いかもしれません。

注意点3:複数の廃車業者に相見積をとる

廃車を買取する場合には「複数の買取業者に査定を依頼する」ことが重要です。

買取業者によって水没車の買取金額が異なります。

A社では50万円の提示がB社では30万円の金額提示などもよくあるケースです。

また、買取金額についても、複数の買取業者と比較することで「適正価格」が理解できます。

1社のみしか買取依頼していない場合、買取金額の適正価格がわからず、結果的に金額面で損をする可能性も多くあります。

少しでも高く廃車を売却したい方は、是非複数の買取業者に査定依頼しましょう。

「廃車 メリット」についてよくある質問事項

廃車のメリットについてよくある質問事項を以下にまとめました。

・質問事項1:廃車にするメリットは何?

・質問事項2:廃車手続きはどうすれば良いの?

・質問事項3:廃車にする時の注意点は?

記事の内容を振り返る意味でも詳しくみていきましょう。

質問事項1:廃車にするメリットは何?

廃車にするメリットは「車を処分できる」こと「車の維持費を節約できる」ことです。

車の維持費は車検代やメンテナンス代、保険料、自動車税などを含めると毎年数十万円単位で必要になります。

車を廃車にすれば、毎年必要な維持費を節約しつつ、別の使い道にも利用できるでしょう。

質問事項2:廃車手続きはどうすれば良いの?

廃車手続きは主に2種類あります。

・一時抹消登録

・永久抹消登録

一時抹消とは、車を一時的に使用しない場合や長期間使用しない期間がある場合の手続き方法です。

永久抹消とは、廃車予定に車を今後使用することがない場合に行なわれる廃車手続きです。

質問事項3:廃車にする時の注意点は?

愛車を廃車にする際の注意点は、ローン残債が残っていないのかが最も重要です。

車の所有者がローン会社もしくはクレジット会社の場合、使用者の判断で車を廃車にはできません。

まず、廃車予定の車にローン残債がないことを確認した上で所有権解除と呼ばれる手続きを行う必要があります。

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