車の売却を検討している場合や初めて車の査定依頼をした方は「査定にどのくらいの時間がかかるのだろう」と疑問を持たれる方がいます、
中には仕事や家事が忙しく、店頭に長時間いる時間がない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、車の査定に必要なおおよその時間を解説します。記事内では、車の引き渡し時に注意してほしいポイントや査定時間を短縮する方法も解説しています。
車の査定時間が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
車の査定時間はおおよそ1時間
車の査定時間がおおよそ1時間が目安です。
車に査定は大きく分けて2種類の方法があります。
・持ち込み査定
・出張査定
持ち込み査定とは、売却検討中の車を買取店舗に持ち込み査定してもらう方法です。店頭に車を持って行くことで、正確な査定見積が提示されやすくなります。
また、車の査定と同時に新しい車の購入を検討している場合、商談がスムーズに進みやすい特徴も挙げられます。
担当スタッフと顔を合わせじっくり話したい方におすすめする査定方法です。
次に出張査定は買取業者の査定スタッフが売却検討者の自宅もしくは集合場所などの現地で査定依頼できる方法です。
車を店頭に持ち込む手間がなく、隙間時間や休日を有効活用して査定依頼できるメリットがあります。
ただし、買取業者に自宅を知られてしまう原因が考えられるため、注意が必要です。店頭に来店する時間がない方におすすめする査定方法になります。
車の査定依頼から引き渡しまでの具体的な流れ
車の査依頼から引き渡しまでの具体的な流れを解説します。
一連の流れは以下の通りです。
・手順1:査定依頼
・手順2:査定方法の確認
・手順3:事前ヒアリング
・手順4:車の査定
・手順5:査定見積の作成&提示
・手順6:売買契約と必要書類の準備
・手順7:車の引き渡し&必要書類の提出
それぞれ詳しく解説します。
手順1:査定依頼
まずは買取業者に査定依頼を行います。
査定を依頼する申し込み方法は、
・Webでの査定依頼
・電話での査定依頼
の2つの方法があります。
電話で査定依頼するのが苦手な方は査定業者の査定申し込みサイトにアクセスして、車の査定日を決めていきましょう。
電話で査定依頼する場合にも、担当スタッフと連絡をとり、来店日時や車の状態を打ち合わせしてください。
手順2:査定方法の確認
査定依頼をした後は、依頼した買取業者から連絡が届きます。
連絡内容としては、
・査定方法
・査定日時
・他社での査定実績
・車の情報
などを確認されるでしょう。
まずは、持ち込み査定か出張査定なのかを判断した上で、査定日時を決めましょう。
手順3:事前ヒアリング
査定方法を買取業者と打ち合わせ後、持ち込み査定の場合には買取店舗にて査定前のヒアリングを行います。
ヒアリング内容としては、
・具体的な売却時期
・車の修復歴や事故歴の確認
・他社での査定実績
・なぜ、車の売却を検討しているのか?
などが挙げられるでしょう。
事前ヒアリングで査定スタッフが確認した内容を元に査定を実施していきます。事前ヒアリングの際、車に修復歴や事故歴が残っていれば正直に内容を伝えることをおすすめします。
手順4:車の査定
事前ヒアリングが完了した後は、車の査定に進みます。
車の査定に必要なおおよその時間を下記にまとめました。
・内外装の確認:10分〜15分
・エンジンルームの確認」:5分〜10分
・フレームの確認:5分〜15分
・エンジンルームの確認:5分
車の査定を念入りに行った上で買取業者は査定見積を作成します。
手順5:査定見積の作成&提示
車の状態確認と査定が完了すれば、確認した車両情報を元に見積を作成します。
この際、中古車相場の確認を行いながら査定見積を作成するため、10分〜15分ほど時間が必要になるでしょう。
手順6:売買契約と必要書類の準備
提示された査定見積に納得すれば、買取業者と売買契約を結びます。
実際に売買契約を結ぶ際には、
・具体的な売却時期
・車の売却に必要な書類
・振込時期
などを念入りに確認しておきましょう。
売買契約前の確認事項が不足すると、車両を引き渡した後に買取業者とトラブルに発展してしまう可能性があります。契約書を交わす際には、あまり時間を気にせずに自分のペースで進めていくことをおすすめします。
手順7:車の引き渡し&必要書類の提出
売買契約書を買取業者と交わした後は、まず必要書類の準備を行います。
車を売却する際に必要な書類が「軽自動車」と「普通車」で異なります。
軽自動車の場合、
・認印
・自動車検査証
・リサイクル券
・自賠責保険証明書
・納税証明書
などの書類が必要になります。一方、普通車の場合には、
・認印
・自動車検査証
・リサイクル券
・自賠責保険証明書
・納税証明書
・実印
・印鑑証明書
・譲渡書
・委任状
などの書類が追加で必要になります。
軽自動車と比べて、普通車を売却する際に必要な書類が多いため、事前に書類の準備を進めておきましょう。
普通車を売却する際に必要な印鑑証明書は、車検証の所有者の欄に記載されている方の書類です。
車検証の所有者の名義と売却主が異なる場合には、車検証に記載されている所有者の印鑑証明書と実印が必要になります。
車の査定時間を短縮する3つの方法
車を査定する時間を短縮する方法が3つあります。
・平日に査定を依頼する
・必要書類をあらかじめ用意しておく
・条件が良ければ契約する意思を伝える
それぞれ詳しく解説します。
平日に査定を依頼する
平日に査定依頼することを心がけるだけでも時間の短縮になります。
買取業者には土日や祝日に多くの来場者がお店に来店します。仮に持ち込みで査定を依頼した時間と別の来場者の時間が被れば、待ち時間が発生してもおかしくありません。
なるべく来店時の混雑を防ぐためにも、平日の時間が取れやすいタイミングを狙って査定依頼を進めてみましょう。
必要書類をあらかじめ用意しておく
買取業者によっては「今ここで車を置いていくなら、この金額を提示します」と営業トークをかけてくるスタッフも中にはいます。
そのため、少しでも売却手続きをスムーズに行うために必要書類を事前に準備しておくことも重要です。査定商談で最も時間がかかるのが商談ではなく、書類の準備です。
印鑑証明書は市役所で受け取れる書類のため、仕事が平日メインの方であれば、中々書類を取りに行く時間はありません。
車の売却時期に合わせて事前に書類の準備を済ませておくことをおすすめします。
条件が良ければ契約する意思を伝える
買取業者の営業マンに「条件が良ければ契約することを伝える方法」は、査定時間を短縮する1つのコツです。
他社と査定金額を比較することも大切ですが、こちらの要望を素直に伝えることが買取業者にとっても売却検討者にとっても時間の短縮になります。
売却検討者が納得できる条件が提示できなければ、商談hが終了になるため、二択の判断で済み、査定にかかる時間を大幅に削減できます。
車引き渡し時に気をつけたい2つの注意点
車を買取業者に引き渡す際には注意してほしいポイントが2つあります。
・必要書類を用意できる日程の確認
・振込日の確認
それぞれ詳しく解説します。
必要書類を用意できる日程の確認
何度も説明しますが、車を売却するためには必要書類の準備が必ず必要です。
必要書類は軽自動車と普通車で異なります。
必要書類の中でも、車検証や自賠責保険などの書類は車検証入れに保管されているケースがほとんどです。
別で用意する書類として「印鑑証明書」が挙げられますが、取得先は市役所もしくはマイナンバーカードがあれば、コンビニでも可能になっています。。
自動車の納税手続きが完了していない場合には、引き渡し日よりも前に払込を完了させておきましょう。
振込日の確認
振込対応の中でも「即日振込」を強調している買取業者には注意が必要です。買取業者によっては悪質なケースも中にはあります。
人によっては車を売却してすぐにでもまとまった資金が必要な方も中にはいるでしょう。悪質な買取業者とトラブルに発展しないよう、売買契約の際に事前確認項目として、振込対応について再度確認しておくことをおすすめします。
車の査定時間を気にするなら一括査定がおすすめ
車の査定時間を気にする方は「一括査定の利用」も検討してみましょう。
一括査定とは、一括査定サイトの車両情報を入力するだけで一度に複数の買取業者から査定見積を入手できる便利なサービスです。
以下では、一括査定を利用するメリットとデメリットを解説します。
一括査定を利用するメリット
一括査定を利用するメリットは以下の3つです。
・一度に複数の買取業者から査定見積が得られる
・持ち込み査定する手間がない
・買取業者同士を競合させられる
一括査定を利用することで、一度に複数の買取業者に査定依頼できることから、業者に車を持ち込みする手間がありません。
自分の都合の良いタイミングと時間に合わせて、時間を効率的に活用できます。
また、価格交渉も買取業者同士が競ってくれるため、1社ごとに査定依頼する手間も省けます。買取金額については、条件の良い買取業社を選択して売買契約を結ぶだけのため、効率的です。
一括査定が少しでも気になる方がいれば、是非利用を検討してみてください。
一括査定を利用するデメリット
一括査定を利用するデメリットもあります。
・複数の買取業者から電話がくる
・価格交渉が上手くいかない可能性も
・地域によっては複数業者による査定ができない
一括査定は、一度に複数の買取業者に査定依頼できる便利なサービスですが、複数の買取業者に査定依頼することで、複数の電話が同時にかかってくる可能性もあります。
人によっては、電話が何件もかかってくることに抵抗感を感じる方も中にはいるでしょう。また、買取業者に出張査定で自宅を知られたくない方もいます。
一括査定は便利なサービスですが、地域によって見積回答が届く業者が少ない場合もあります。そのため、全ての地域で複数の買取業者から査定結果が確実に届く訳ではなことを覚えておきましょう。