ニコノリ中途解約は数十万以上損する!違約金や損しない解約方法を解説

基本的に、カーリースというのは中途解約はできません。

とはいえ、カーリースの契約期間は複数年なのですが、契約期間内に家族が増えたり転勤がきっかけで車が必要なくなったりすることもあるでしょう。

そのような場合を考慮して、大半のカーリースでは、中途解約金の支払いを条件として、解約を受け付けているケースもあります。

本記事では、ニコノリが中途解約できない理由や、中途解約が認められる理由なども紹介していくことにしましょう。

目次

ニコノリで中途解約できない理由とは?

引用元:ニコノリ公式HP

一般的なカーリースは、中途解約が認められていません。なぜなら、それはリース料金の算出方法にあるからです。

たとえば、カーリースの月々のリース料金は、車両本体価格から契約期間満了までの価値を示しています。
車の価値を示す残存価値分を差し引いて、そこに税金や保険料などの金利を上乗せしていくのです。

さらに、リース料の総額を算出して、それを月額のリース料として決めています。

どうして、ニコノリで中途解約ができないのかと言えば、算出根拠の一つとしてリース月数が使われるので、中途解約をされると契約期間分のリース料がリース会社に入金されなくなるのです。

つまり、リース会社が大損をするから、単純に中途解約ができないということになります。

中途解約が認められるケース

ニコノリは、どんな理由があっても中途解約ができないのかと言えば、そうではありません。

どうしてもや無負えない場合に限り、解約が可能となります。

たいていのカーリースが中途解約を認めるというケースは、以下のような場合でしょう。

  • 契約者が死亡・長期入院・ケガで車をつかえなくなった
  • 車が事故を起こしたり盗難でリース車両が利用できなくなった場合
  • 海外転勤などや家族構成などライフスタイルが変わった場合

まず、契約者が死亡したり病気などやケガなどで、車をつかえなくなった場合は中途解約が認められる場合があります。

ですが、病気やケガをしたといっても、中途解約を避けることができるのです。
それは、リース契約をそのまま継続して、契約者の家族がリース車をそのまま乗り続けるという方法です。

基本的に黙って利用していればバレませんが、万が一のことを考えてリース会社に、使用者の名義変更を申請したほうが良いでしょう。

事故で車がつかえなくなった場合や、車ごと盗難にあってしまった場合は、それ以上契約を継続できないので中途解約が認められます。

もし、事故や盗難にあって車がつかえなくなったら、出来るだけ早めにリース会社に報告したほうが良いです。

そして、すぐにでも中途解約の手続きを、行ったほうが良いでしょう。

カーリースを利用していて、いきなり海外転勤という場合も中途解約が認められます。
ほかにも、スポーツカーをリースしていたけど、家族が増えたのでニーズに合わなくなったという場合も、中途解約が認められるのです。

一般的に、そのような個人的な事情で、中途解約が認められることはありません。

仮に、海外転勤が多いとか近々子供が生まれるという場合は、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるカーリースを選んだほうが良いでしょう。

ニコノリ中途解約時の違約金の計算方法

中途解約時の違約金の計算方法は、リース会社によっても違いがあります。

一般的には、残期間分のリース料や事務手数料など、残存価格を中心とした費用から控除される費用を差し引いた金額が、違約金となります。

残期間分のリース料というのは、残りの契約期間と月額料金をかけた金額のことです。

なので、残りの契約期間が長い場合は、中途解約金も高くなってしまいます。

逆に、残りの契約年数が短い場合は、違約金が低くなるということです。

具体的に計算方法を説明すると、月々30,000円で7年間のリース契約の場合で、5年で中途解約した場合の計算を例にしてみましょう。

【月額料金総額】
30,000円×12ヵ月×7年=252万円

【5年間で支払った月額料金】
30,000円×12ヵ月×5年=180万円

【中途解約違約金】
252万円-180万円=72万円

以上のように、中途解約の違約金は72万円となりましたが、車の状態によっても費用が変わってきます。

たとえば、傷やへこみがある場合は、原状回復費用などが上乗せされる場合もあるので注意が必要です。

さらにいえば、中途解約違約金は、一括払いを求められる場合が多いので、まとまったお金が必要になるでしょう。

ニコノリ中途解約時に支払う違約金の5つの内訳

カーリース会社がやむを得ないという判断を下した場合は、中途解約が可能となります。

中途解約が可能となった場合は、契約者は違約金を支払う必要があります。

その違約金に関しての、内訳を一つ一つ紹介をしていきましょう。

1.残り期間分のリース料金

残りの期間分のリース料金は、本来ならリース会社が受け取っているはずのお金です。

なので、残りの契約期間分のリース料金を、契約者は支払う必要があります。

もちろんのことですが、残りの期間が長い場合は支払金額も高くなるのです。

2.契約時に設定した残価との差額

車の価値が残価よりも低くなった場合は、その差額を支払う必要があります。

たとえば、事故で車が廃車になった場合などは、残価をすべて支払う必要があるのです。

ただ、大事に利用していた場合は、支払う必要がないケースもあります。

3.未払いリース料金

リース料が未払いの場合は、その未払いの金額も支払わないといけません。

ただ、未払いのリース料金がない場合は、特に支払うことはないでしょう。

4.傷・へこみがある場合の修理費用

車を使用している限りは、傷はできるものと考えるしかありません。

ただ、自分が付ける傷やへこみだけではなく、他人が付けて知らん顔の傷やへこみなども、違約金の対象となるのはムカつきますね。

筆者はリース車を利用していたことがありますが、スーパーで傷をつけられたことがあります。

保険でなんとかなりましたが、返却時に違約金を支払うことになったのです。

それ以外でも、高速道路で石をはねられ、フロントガラスにひびが入ることもありました。

これも、新車の場合は新車保証も対象外になるので、保険で何とかするしかありません。

そのまま、返却する場合は、違約金が発生する可能性があります。

カーリースでは契約時に残存価格について設定しますが、この残価というのはリース期間が満了したときに、下取りに出した際に利用していた車の価値です。

カーリースの月額料金に含まれている車両代金は、車両本体から残価を差し引いて、契約月数で割った金額です。

リース車両を返却したときに、傷やへこみがある場合は、車の価値が下がって残価との差ができてしまいます。

契約時の残価設定に満たさないと判断した場合は、差額が請求されることもあるのです。

万が一無断で修理したことがバレた場合は、査定が不利になる可能性もあるので注意が必要です。

ニコノリでも5年契約の場合は、車の返却が前提となります。

契約満了となったリース車両はリース会社に返却しますが、その時点でどれくらいの価値が残っているか査定されるのです。

傷やへこみの有無をチェックされるのはもちろんですが、工具を使用した痕跡がないかどうかなども細かくチェックされます。

なので、バレないように傷やへこみを修復したとしても、すぐにリース会社にバレてしまうのです。

つまり、リース車をバレないように、傷やへこみを修復させるのは不可能と考えて良いでしょう。

5.事務手数料

違約金に伴い書類の発行なども、手数料として費用が発生します。

事務手数料は違約金の中に、含まれることが多いです。

ニコノリ中途解約時の損しない解約方法とは?

もし、ニコノリのカーリースで借りた車に、傷やへこみをつけてしまった場合でも、違約金による請求がこない方法があります。

中途解約時の損をしない、解約方法を紹介していきましょう。

車を買い取れば手元に残る

もし、ニコノリで「もらえるパック」を選んでいない場合でも、契約満了時に以下のような選択肢があります。

  • 車を返却・新しい車に乗り換える
  • リース期間の延長
  • 車を買い取る
  • 車を返却して終了

この中で、中途解約時に損をしないのは、「車を買い取る」という選択肢です。

クローズエンド契約と、オープンエンド契約の買取金額は以下のように決定されます。

買取金額
クローズドエンド契約オープンエンド契約
買取金額はその時点での
車の市場価値等によって決定されます。
買取金額は契約時に設定した
お車の残価になります。
ニコニコカーリースのクローズドエンド契約の場合、リース契約していた車を買取ることが可能です。(※)他社リース商品のクローズドエンド契約では、買取りができないとこがありますので、ご注意ください。

買取金額の他、名義変更手数料や各種税金が必要になります。

買取金額の他、名義変更手数料や各種税金が必要になります。

ニコノリで中途解約する状況にしないためには?

ニコノリで中途解約をしなければいけない状況にならないためにも、確認しておきたいポイントがあります。

ただ、やむを得ない理由の場合は中途解約が認められますが、残りのリース料や違約金をまとめて支払わないといけないのは、かなり厳しいものがありますよね。

次は、ニコノリで中途解約する状況にならないためのポイントを、3つ紹介をしていきます。

1.リース期間をしっかり考える

カーリースはリース期間を長くすると、月々のリース料が安くなります。

ですが、リース期間が長いほど予期せぬ出来事が多くなる可能性が高くなり、中途解約のリスクも高まる可能性もあるのです。

中途解約を回避するためにも、リース期間の違いによって月額料金が、どのように変わるかを確認しておきましょう。

カーリースを契約するポイントは、リース期間を長くとりすぎず、月々のリース料が高くならないようにする必要があります。

ニコノリは基本的に頭金は不要ですが、月々のリース料を抑えるために頭金を入れることも可能です。

2.無理のない支払いプランにする

月々のリース料で無理な支払い計画だと、給料が安い月になると支払いが苦しくなります。

筆者がカーリースを契約していたころは、給料が安い期間があるというのを考慮し、月のリース料が安い軽自動車を選びました。

万が一のことを考えて、無理のない支払プランを計画するのも、快適なカーリースライフを送る秘訣といえるでしょう。

また、カーリースではグレードやオプションなども、設定ができますが必要なければ、値段が安いグレードを選び不必要なオプションも付けないようにするほうが良いです。

3.任意保険に加入する

カーリースだけではなく、車を買ったら任意保険には加入していたほうが良いです。

事故というのは、自分がどれだけ気を付けていても、ほかの車が追突してくるかもしれません。

場合によっては、事故に巻き込まれるということもあるのです。

その場合に、リース車両が廃車になったら、中途解約という結果になります。

任意保険に加入していない場合は、実費で修理費を支払うことになるのです。

事故で敗者にはならなかったとしても、事故により建物やガードレールなどに損害を与えた場合は、任意保険に加入していると補償の対象となります。

万が一のことを考えて、任意保険には必ず加入していたほうが良いでしょう。

ただ、一般の任意保険ではリース車への対応ができない事例もあるので、出来る限りリース車専用の任意保険に加入をすることをお勧めします。

ニコノリで中途解約しないために契約時によく検討しよう!

基本的にカーリースは中途解約はできませんが、ニコノリも中途解約は不可能です。

ですが、やむを得ないとニコノリが判断した場合は、中途解約も可能となります。

中途解約をする場合は、一括で支払わないといけないので、まとまったお金が必要です。

契約期間中に万が一のことを考えて、車種も選んだほうが良いでしょう。

また、万が一のことを考えて、任意保険には必ず加入を検討してください。

任意保険に加入することで、万が一事故を起こしたり巻き込まれたりしても、任意保険に加入していれば契約解除する必要になっても、大きな助けになるでしょう。

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