【HONDA/ヴェゼル】 まるもが採点 家族のくるま選び(第2回) 

【HONDA/ヴェゼル】 まるもが採点 家族のくるま選び(第2回) 

ファミリーカーと呼ばれるモデルは、本当にファミリーに向いているのか。また意外にファミリー向きなクルマも、市場にあるのではないか。ママになったまるも亜希子が、徹底チェック。今回はヴェゼル。
●写真:澤田 和久

●解説● まるも 亜希子
自動車雑誌編集を経てカーライフ・ジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に向けたクルマ購入ガイドが得意。AJAJ 会員。チャイルドシート指導員。写真は1歳の娘と。

人気クロスオーバーはファミリーに向くのか!?

パパ、ママになってからのクルマ選びは、それまでとはガラリと視点が変わってくる。運転しやすさ、乗り心地の良さはもちろん、いざという時の安全性も気になるし、広さはただ広ければいいってもんじゃなく、大人も子どもも快適かどうか、収納や装備がしっかり揃っているかどうか。全てにおいて、いろんな角度からチェックすべきなのが、ファミリーカー選びだ。

vezel_img1201606そこでこのコーナーでは、「売れてるクルマって、ファミリーカーとしても本当にいいクルマなの?」ということを徹底的にチェック。人気があるからという理由だけで購入して、後悔するのは避けたいもの。家族4人(うち1人はチャイルドシート装着)で乗ってどうなのか、という視点で見ていくので、ファミリーカー選びに悩んでいたり、いつか購入しようと思っている皆さんは、ぜひ参考に!

ということで、今月はSUV部門で抜群の人気を誇る、ホンダ・ヴェゼル。若々しくスポーティなデザインの良さに加え、運転しやすさと使い勝手をちょうどいいバランスで叶えたコンパクトサイズで、1・5ℓのガソリン車と、1・5ℓ+モーターのハイブリッドがあるのも人気の理由だ。先日の一部改良で、走りの安定性を高めるパフォーマンスダンパーが一部に採用されたり、左右独立温度調整式エアコンが全車標準となったり、先進安全技術のホンダセンシングが標準装備となるグレードが新設定された。また、専用エアロをまとったスポーティなRSグレードも登場している。

まずは、運転席に座って取り回しをチェック。少しだけアイポイントが高めの運転ポジションからの視界が、とても開けていて気持ちがいい。後方視界もとても大きくとられており、目視がしやすいのは好印象だ。狭い通りやUターン、車庫入れなどでは、ボンネット両端は確認できないものの、最小回転半径が5・3mと小さめなことや、フロントフェイスの両端が削られたデザインなのでぶつけにくく感じる。これなら、運転が苦手な人にも扱いやすそうだ。

そして走ってみると、RSはさすが! ハイブリッドモデルでも野太いエンジン音が聞こえ、モーターで押される感覚もあってちょっとスポーティ。通常モデルは重厚感があり、上質な乗り味だ。後席は60㎞/hくらいで少し微振動が出る場面もあるが、おおむね良好。家族みんなが快適に乗れるはずだ。

 

SUVの「高さ」が、実はママにも優しい

運転席と助手席の間に太いセンターパネルが通った、モダンでスポーティなデザインのヴェゼル。インパネもスイッチ類が少なくまとめられて、先進的な雰囲気がある。また少しだけドライバー側に角度が向けられており、スポーツカーっぽくてパパの満足度が上がりそうだ。

vezel_img2_201606スペースとしては、ライバルたちと比べると頭上のゆとりはややタイト。でもそのほか、前後方向や左右の余裕はたっぷりで、大柄な人でもゆったり座ることができる。後席はシートにふっくら厚みがあり、座面は小さめだが背もたれは大きくゆったり。頭上も足元も圧迫感がなくとても広々していて、中央にアームレストもあり、大人も子どももリラックスできそうだ。

後席にチャイルドシートを装着してみると、このサイズのクルマでヒンジドアだと使いにくいかと思いきや、ドア開口部が予想以上に高めの位置にあり、子どもを乗せるのがスムーズにできたのが好印象。高さもちょうどよく、あまり腰をかがめずにお世話でき、ママにも優しいことがわかった。

収納では、残念なのが前席のセンターパネル下のスペース。女性はとくに、シートを前に出して座るため、手が入りにくくてあまり使いやすいとは言えない。しかも、そこにUSBや電源ソケットがあり、いちいち覗き込んで挿すことになり、これは面倒だ。便利なのは、ポケットとしても使えるドリンクホルダー。

小さめだがドアポケットもあり、後席にはボトルホルダー、シートバックポケットもあって使いやすいが、小さな子どもがいる場合はもう少し収納スペースが欲しいところ。車内で休憩をする際にも、離乳食やミルクなどを置く場所に困るので、アクセサリーで折り畳みテーブルなどを付ける必要がある。やはりそこは、ミニバンのようにはいかないところだ。また、ガラスは後席までUVカットになっているが、引き出し式のサンシェードも付かないので、子どもの日除けをする場合などは、自分で用意が必要だ。

とはいえヴェゼルは、シートの素材やカラーが豊富に揃い、オシャレに乗れるのがいいところ。しかも、本革とプライムスムースのコンビシート車は汚れやシワに強く、スエード調は色褪せしにくいなど、オシャレなのに高機能なのも嬉しい。

収納など細かい注文点はあるものの、全体としてはファミリーにも優しい室内といえる。

 

ファミリーでの使用でも十分なスペースを確保

ファミリーカーにとって、とても重要なのがラゲッジ。SUVは比較的大きめで、シートアレンジも豊富なのが一般的だが、フロアの高さがちょっと気になるモデルも多い。

vezel_img3_201606そんな中、ヴェゼルのラゲッジは、バッテリーが入っているハイブリッドでも地上から掃き出し口までが低めで、重たいベビーカーなどを積むのもスムーズ。奥行きがあり、フラットなフロアなので、荷物を効率よく積みやすいのはもちろん、ここでオムツ替えなどベビーのお世話もできそうだ。

シートアレンジは後席を6:4で前倒しできるほか、座面をはね上げることもできる。操作は片手でも簡単にでき、子どもを抱えたままでも倒せるのが便利。ただし復帰はドア側からの操作になり、片手ではちょっと重たい。はね上げアレンジは、片側だけをはね上げて、そこに子どもを立たせて着替えをしたり、アイデア次第でいろいろ使えそう。両側をはね上げてベビーカーをそのまま積むこともなんとかできた。さらに、助手席を寝かせれば長い荷物も載せることができる。ファミリーでも十分に使えるスペースだ。

ヴェゼルはこんなファミリーにおすすめ
❶ 週末の趣味やレジャーの多いアクティブなファミリー
❷ ママも運転しやすいクルマが欲しいファミリー
❸ 子どもが成長するまで長く乗りたいファミリー
  

SUV 部門で、2015年の販売台数1位を獲得した、大人気のヴェゼル。スタイルの良さや、コンパクトなサイズ、ハイブリッドもある多彩なグレード設定がその人気の理由だが、今回ファミリー目線でチェックしてみて、それだけじゃないことがわかった。高めのアイポイントや視界の良さは、女性や初心者にも運転しやすい環境だし、狭い路地や駐車場での取り回しがしやすいのは嬉しいところ。室内はとくに後席空間が同クラスのライバルよりかなり広く、チャイルドシート装着でも快適に使える。ラゲッジとシートアレンジの種類、操作感も良く、レジャーにも便利なので、子どもが生まれた時から大きくなるまで、ファミリーカーとして長く乗れるはずだ。

おすすめヴェゼル ハイブリッドX ホンダセンシング
コストパフォーマンスを最優先するならガソリンのXでもいいが、やはりハイブリッドの方が先進感があり、長く乗るならおすすめ。Xは安全装備、快適装備も十分に揃っている。

 



 

今の愛車を もっと高く売る 方法>>

<<「新車値引き」の最新情報はこちら>>

『月刊自家用車』2016年6月号掲載

新車購入でトータル値引きを最大に引き出すには

staff新車を買うときに、下取りが高いと喜んでいたら、実は新車からの値引きがその分低かったり、逆に値引きが大きい分下取り額が安かったりすることは普通にあります。新車の値引きと今の車の売却額のトータル値引きで判断しましょう。

トータル値引きを最大にするには、


・新車から最大の値引きを引き出す
月刊自家用車の値引き情報を参考にディーラーと交渉しましょう
・今の車をできるだけ高値で売却する
ディーラーや買取店への売却ではなく、買主と直接取引すればずっと高値で売却できます

新車購入のスケジュールにあわせて上手にカーコン・マーケットで高値売却してみませんか? 新車商談をしながら、できるだけ早めに売り始めるのがコツ。

新車購入スケジュール比較

今の車をかしこく手放して手取りが増えれば、新車の予算をアップしたり、小遣いにしたり、いろいろ考えられますね。カーコン・マーケットなら、自分でやるのがたいへんな手続きまでしっかりサポートしてくれるので安心して直接取引できますよ。

バックナンバーから探す