NEWモデル試乗 [MAZDA] アテンザセダン&ワゴン

NEWモデル試乗 [MAZDA] アテンザセダン&ワゴン

国産車離れした流麗なエクステリアデザインが目を引くアテンザ。フルスカイアクティブ車の第2弾として、ディーゼルモデルをラインナップすることに注目が集まるが、セダンとワゴンがあることも購入時には大いに気になるところだ。異色の兄弟対決、その結果は?

鹿児島でのロングドライブで実感! セダンの軽快な走りとワゴンの落ち着き
セダンとワゴンを乗り比べ。パワートレーンの相性は?

ディーゼルの概念を覆したスカイアクティブ‐Dや、ガソリンエンジンの長所を凝縮したスカイアクティブーGで、販売面も絶好調のアテンザ。いつかロングドライブをしたいと思っていたが、それが春まだ浅い鹿児島で叶うことになった・山道、高速道路、市街地ありの300km弱のコースで、セダンとワゴン、ガソリンとディーゼルそれぞれの魅力を確かめたいと思う。

最初に試乗したのは伸びやかなルーフラインが美しいワゴンで、2.2Lのクリーンディーゼル。3人+1泊分の荷物+撮影用機材を入れても、荷室にはまだまだ余裕がある。実はセダンに比べて全長もホイールベースも短いが、全高が30mm高く、後席の頭上がラゲッジヘとつながる関係で、後席は開放感のある空間だ。走ればわずか2000回転でピークの4.8kg・mに達する太いトルクで、途切れのない滑らかな加速フィール。アップダウンの続く山道での身のこなしも軽快そのもの。それでいて乗り心地には落ち着きがある。ワゴン+ディーゼルは、アクティブな大人にはうってつけの組み合わせだと思う。

次に試乗したのは、2.0Lのガソリンエンジン搭載のセダン。室内はワゴンより狭いが、包まれるような印象のシートでゆったりと優雅な空間だ。トランクも使いやすく、荷物はしっかり収まった。そして走ると、市街地ではコントロールが素直で、ボディサイズを感じさせない扱いやすさだ。でもそれが山道や高速道路に入り、高回転まで踏み込むと、心地良いサウンドでスポーティさが顔を出す。そうした二面性も楽しめるモデルだった。これが2.5Lのガソリンになると、かなり落ち着き感が増し、ディーゼルではさらに余裕のトルクで圧倒的な加速フィールとなる。もしフォーマル感の高いセダンが好みなら、2.5Lが相応しいだろう。

ということで、ディーゼルとワゴンは相性抜群、日常からレジャーまでカバーする高い実力。セダンは異なる2つの魅力が選べることを実感できた。

とくにアテンザはセダンとワゴンの差が小さい

ミニバンやSUVのように用途に合わせて特化した特徴のあるクルマが増加し、積載性に優れたカテゴリーが増えた現在においてセダンとワゴンは同一カテゴリーと言ってもいい。以前は積載の多用途性が厳然とした境目となっていたが、そういった用途ではミニバンが圧倒的に有利であり、オデッセイを筆頭としたワゴン型ミニバンが従来のワゴンに取って代わっている。両ボディタイプの差は客室と荷室が独立型か一体型か、あるいはフォーマルなセダン、カジュアルなワゴンというイメージの違いだ。それ以外の部分はほとんど共通した考え方になる。

とくにアテンザはセダンとワゴンの差が少ない。厳密に言えばコーナリング等の挙動や静粛性に違いがあるが、現実的には無意味なほどわずかな差だ。後席居住性はホイールベースが若干短いためレッグスペースはワゴンが少し狭くなる。しかし、元々寸法的余裕があるので実用性への影響はほとんどない。また、アテンザワゴンは国産ワゴンでは珍しく後席の建て付けや座り心地がセダンと大差ない。ヘッドルームの余裕、天井やピラーの圧迫感の少なさもあってセダンよりも寛いだ雰囲気だ。

実用面での違いは荷室の使い勝手である。ワゴンは定員乗車時で506L、後席を倒せば1646Lの容量。後席は6:4分割式で、ラゲッジ後方のレバーで簡単に倒せる。なおセダンの容量は483L。また、セダンもトランクスルーを採用しているが、開口部形状の制限からワゴンに比べると積める荷物の形状やサイズが制限されてしまう。積む能力でワゴンが勝るのは当然だが、ワゴンの荷室は後席からも見え、快適に使うには整理整頓や積む荷物にも気を使う。セダンの荷室は物置か納戸みたいなもの。ワゴンほど神経質にならずに使えるのが利点か。

ちなみにアテンザはセダンとワゴンが同価格設定。一般的にはワゴンのほうが高価格であり、レガシィでは同グレードで17万円前後の差がある。このくらいの価格差があるなら、積載の多用途性を求めなければセダン!
と言えるのだが、同価格となれば当面はワゴンの積載性は不要だが、走りや快適性でハンデがなければ、何かに備えてとりあえずワゴンを選んだほうが無難と考えるのが人情である。一般的な価格設定の傾向からすればワゴンのほうが買い得とも言えるわけで、アテンザならば真性セダン派以外はワゴンを推す。

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『月刊自家用車』 2013年5月号掲載

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