NEWモデル試乗 [TOYOTA] ポルテ/スペイド

NEWモデル試乗 [TOYOTA] ポルテ/スペイド

ユニバーサルデザインをコンセプトに開発されたポルテ。日常での使い勝手向上を図り、フルモデルチェンジでさらなる進化を遂げた。用意されるパワートレーンは1.3Lと1.5L。姉妹車のスペイドも加え、その走行性能と魅力を見てみよう。

使う人の身になった“気配り設計”が魅力

バリアフリー等々の人に優しいユニバーサルデザインをコンセプトに設計された新趣向のハイト系2BOX車が初代ポルテだ。もう少し分かりやすく言えば気配り設計で暮らしを楽しく便利にするクルマ。

高い全高と広いウインドウの開放的なキャビン、左側面を大型の1枚スライドドアにした独特なボディ構造が特徴。2代目となる新型は基本パッケージングや左大型スライドドアを踏襲しているが、先代では標準的スイングドアの1枚ドアだった右側面を2枚ドアに変更。いわゆる1/2ドアタイプとした。

一つには同じくユニバーサルデザインコンセプトから開発されたラウムの消滅で、その適応用途を吸収する狙いがある。もうひとつは1名乗車時のちょっとした使い勝手の向上。いずれにしても、日常での様々な使い方での実用性向上が図られた。

こういった実線的気配り設計はボディ構造だけではない。ティッシュボックスは収納しやすくるすだけでなく、ティッシュを引き出しやすく。ペットボトルだけでなく、紙パック飲料も置けるスペースを用意。使う人の身になった利便性をさらに一歩進めているのが特徴である。

また、外観を変更した姉妹車も誕生。ポルテは外観も親しみやすさを全面に出している。そのため女性向けタウンカーの印象も強い。そのイメージを払拭したのがスペイドである。フロントピラーから前はスペイド専用デザインとして趣を大胆に変更。ヴォクシーなどの押し出しの利いたミニバンにも似た雰囲気を与えている。インテリアデザインはポルテと共通であり、人に優しいクルマそのものなのだが、ルックスに精悍さが加わって、ファーストカーユースへの適性も高まった。

高速長距離走行も難なくこなす収まり良い乗り味
長所は進化、短所を改善。すこぶる魅力的な1台

パワートレーンはカローラと共通。1.5Lは大量EGRやアトキンソンサイクル制御の膨張比の拡大により燃費を向上した設計、アイドリングストップ仕様同士で比較しても1.3L車を1km/L上回るJC08燃費を達成。ちなみにカローラのアイドリングストップ装着者より0.8m/L劣っているが、1000kg近く重い車重を考えれば回転上昇や加減速での回転数の変化が大きくなって当然だが、同等もしくは多少穏やかな印象を受けた。市街地の緩加速や中速域巡航ではゆったりと余力感を感じられる。1.3L車になるとさすがに高回転の使用頻度も回転変化も拡大するが、それでも目立って非力な印象はない。

付け加えるならば1.5L車も高速域に入ると若干非力。高回転を使っても同クラスでは静粛性に優れているので不快感はないが、高い全高の空気抵抗を意識してしまう。

フットワークは先代同様ソフトなチューン。癒し系乗り心地ともいうべき穏やかさが印象的である。車軸周りの振動も少なく、肌触りのいい乗り味でもある。高速安定やコーナリング性能は特筆するほどではいが、柔らかなチューンにしては随分と収まりがいい。方向性の乱れが少ないコーナリング特性や軽い操舵感で据わりのいいハンドリング。先代では多少のためらいがあった高速長距離走行も新型なら躊躇しない。

先代の長所を進化させ短所は確実に改善する。走りにおいてもまったくもって正しいキープコンセプト。先代ユーザーにすこぶる魅力的なだけでなく、燃費と高速適性の向上により適応ユーザータイプは拡大した。

人に優しく、暮らしを楽しくするクルマだ

室内高はノアよりも40mm高く、アルファードよりも20mm低い。全長は4m足らずだが、室内長は2mを超えている。2BOX車では最大級の室内だ。大人の4名乗車でも悠々である。付け加えるならば着座位置は1BOX型ほど高くなく、ヘッドルームはハイト系でも最大級。低いベルトラインの大きなウインドウと相まって見晴らしのよさや開放感はピカイチだ。

また、全高はノアよりも160mm低い。つまり、それだけ低床設計なのだ。低い位置から開く大型スライドドアは段差もない。子供を抱えて乗り込む時や降雨時の乗降のよさ特筆もの。ちなみに買い物自転車を積む時も後席座面をチップアップさせてスライドドアから行う。なお、後席格納は座面チップアップの他にシートバック前倒が可能だが、格納時の段差は大きくレジャーユースでは使いにくい。

シートバック前倒しの助手席テーブルモードや簡単にティッシュを引き出せる収納。携帯やポーチなどの置き場にも困らず、操作動線の配盧も利いている。ファミリーユース主体のユーティリティだがポストファミリーの日常用途にも使いやすい。つまり優しさで暮らしを楽しくしてくれるクルマなのである。

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『月刊自家用車』 2012年10月号掲載

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