似合うは自然か都市か―新型CX-5 速攻 雪上試乗

似合うは自然か都市か―新型CX-5 速攻 雪上試乗

今もっともアツいジャンルのひとつ、SUV。各社、ニューモデルを続々と投入している。まず、ここで紹介するのは正式発表された新型CX-5。量産前確認車、プロトタイプに雪上で試乗することができたので、速攻でお伝えしよう。

悪条件だからこそ見えた新型の〝本質〞とは

「スカイアクティブ技術」と「魂動デザイン」を採用した新世代商品第一弾として2012年に登場したCX -5。日本はもちろん世界でも高い評価を受け、これまで世界120か国で140万台を販売。マツダの年間生産台数の約1/4を占める基幹モデルへと成長した。

その後、アテンザ、アクセラ、デミオ、CX -3、ロードスターと新世代商品ラインナップが完成。次の一手に注目が集まっていた。

そんなマツダの新世代商品の第2フェイズとして登場したのが「新型CX -5」だ。11月15日のLAショー2016で世界初公開されてから1か月後となる、12月15日に日本で正式発表された。ちなみに正式発売は2017年2月2日の予定となっている。

cx5_30_201702今回、正式発売に先駆けて北海道の旭川空港からクルマで1時間半北上した剣淵町にある「マツダ剣淵テストコース」で試乗を行なうことができた。ここは他の自動車メーカーと同じく冬期テストを行なうコースではあるが、夏期は一般道として使われている「生きた道」なのが特徴だ。ここでは、リアルワールドに近い道&より過酷な雪道で、新型CX -5の走りはどのように進化したのかを、速攻でお届けしたいと思う。

cx5_28_201702パッと見ると「従来モデルとあまり変わらない?」と感じた人もいるようだが、実際の印象は結構違う。従来モデルは割とコンサバだったが、新型はより彫が深くキリっとしたフロントマスク、面で表現した造形、キャビンとボディのバランスの最適化などにより〝いい物感〞が高い。ただ、個人的にはリヤ周りはもう少し冒険してもよかったかも!?と思う。

cx5_26_201702インテリアはデザイン/質感共に、他の新世代商品と比べると平凡(!?)だった従来モデルから、横方向の抜けを表現したスポーティなデザインに全面刷新。また、ソフトマテリアルを上手に使用することでクラスに見合う質感も手に入れた。さらに、フロアコンソール周りも高さを引き上げることで、SUVらしい安心感とコクピット感を強めている点にも注目である。

cx5_25_201702メカニズムは、スペックオタク的に見るとパワートレーンのラインナップは変更なし、ボディ/シャシーも〝構造〞と考え方という意味ではキャリーオーバー。しかし、現行ユーザーからのフィードバックやエンジニアの理想を実現させるために部品レベルではほぼ新規設計だそうだ。つまり、クルマ作りの本質で勝負しており、 〝進化〞と言うより〝深化〞と呼びたいフルモデルチェンジだ。

cx5_24_201702実際に乗ると全ての面でレベルアップしているのが解る。今回は2・2ℓディーゼルターボのみの試乗だったが、ディーゼル精密過給制御やファイナル変更などで、従来モデルで感じた発進時や再加速時のアクセル操作に対するラグはほとんどなくなり、下手なNAのガソリン車よりも自然な特性。実はファイナルの変更でモード燃費は悪化しているが、ドライバビリティの向上で、実燃費は逆にアップしていそう。

フットワーク系は従来モデルも滑らかなGや連続性にこだわっていたが、他のマツダ新世代商品と比べると大味な印象だったのと、縦方向=乗り心地の部分に課題があったが、新型はよりドライバーの操作に繊細かつ自然に反応するクルマにレベルアップ。

cx5_27_201702路面μの低い雪道の下りコーナーは、従来モデルだとタイヤのググリップ感が感じにくくアウト側になかなか寄せられなかったが、新型はFF/4WD共に同じ速度でもタイヤのグリップが解りやすいので、アウト側ギリギリのラインでも余裕で走らせられる。つまり、クルマに対する信頼度や安心感が全然違うのだ。これは、ねじれ剛性アップの車体やリジッドマウント化したEPS、ピストン径アップのダンパー、液体封入式フロントロアアームといった基本性能の引き上げとGベクタリングコントロールとの相乗効果のみならず、ステアリングやシートなどの操作系の進化も大きいと思う。

また、ストローク感がより高まり、動きのよくなったサスペンションにより運転席のみならず、後席の快適性も大きくレベルアップ。また、静粛性は100㎞/h走行時の会話明瞭度は約10%改善されているようだが、実際にはそれ以上の差。従来はBOSEオーディオのありがたみはあまり感じられなかったが、新型は間違いなく「いい音」だと分かるレベルだった。また、停車状態から追従走行が可能になったマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールは雪道でも有効なアイテムだったが、滑らかな制御…という意味ではもう少し頑張る必要があるかも。残念なのは、マツダコネクトの進化があまり感じられなかったこと。この辺りは年次改良に期待したい。

cx5_29_201702とは言え、いいクルマは悪条件になればなるほど〝本質〞が見えてくる。新型CX -5には飛び道具はないが、 〝理想〞に向けて、真正面から向き合い愚直に挑戦した一台と言える。今回は雪道限定インプレッションだが、間違いなく舗装路でも期待できると思う。

『月刊自家用車』 2017年2月号掲載

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