新型 クロス オーバーC-HRを一番“味わえる”グレードはコレだ

新型 クロス オーバーC-HRを一番“味わえる”グレードはコレだ

1月号で、プロト試乗の模様をお伝えしたC-HR。そのグレードや、価格などが正式発表となった。このスペシャリティ感溢れるクロスオーバーに、もっとも「似合い」なのはどのグレードか、探っていく。

キャラ、走り、4WD有無から見ていくと…

昔ならSUVは悪路を走る機会の多いユーザー以外には短所が多く、およそ非効率的選択だったが、クルマに対する価値感の多様化とクロスオーバーSUVの増加で、一般的なユーザーにも浸透。高いアイポイントの見晴らしのよさなどハイト系と共通する利点もあるが、一般ユーザーにとっての最大の魅力はスペシャリティなイメージとレジャー用途も含む実用性との融合だろう。その観点で見るとC -HRの立ち位置も見えてくる。

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スペシャリティという点では現代版セリカLBとでも喩えられるが、ワゴンには及ばないまでもコンパクト2BOX車相応の居住性や荷室を備えているので、同サイズセダンくらいの実用性もある。後席の存在感を希薄にしたスタイルのため、視界等の居心地まで含めると前席優先型キャビン設計だが、スペシャリティカー的な外観に似合わず実用性も悪くない。

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パワートレーンの設計も興味深い。プリウスと同型のTHSⅡを採用したハイブリッド車とオーリスから展開している1・2ℓターボで構成。前者はFF、後者は4WDと組み合わされる。プリウスには4WDモデルが設定されるが、これは後輪駆動に誘導モーターを用いた簡易型E -Four。いわキャラ、走り、4WD有無から見ていくと…ゆる生活4駆であり、クロスオーバーとはいえSUVのC -HRには物足りない。ターボ車と電子制御の機械式4WDの組み合わせは4WD用途の対応力を考えた設定。C -HRのキャラにも似合いだ。

もうひとつ見逃せないのはフットワークへのこだわりだ。新世代プラットフォームの採用に加えて全車にザックス製ダンパーとウレタンのバンプストップラバーを採用。プロト試乗でも収まりがよく腰のあるストローク制御で、落ち着きと安心感のあるフットワークを示した。スペシャリティ感のある内外装や高い重心高からプリウスよりも走りの質感や乗り心地で劣っているように思われやすいが、実際はプリウスと同等以上である。

安全&運転支援装備にはセーフティセンスPを採用。PCSは全車速型で80㎞/h以下では歩行者にも対応。ACCも停止まで制御する全車速追従機能型。LKAは補正操舵補助機能付き。同系でも高機能型となっている。

価格はハイブリッド車が同等装備のプリウスとほぼ同じ。モード燃費はプリウスの約20%ダウンだが、デザインの嗜好で選び分けても損はない。レジャー用途を考えている向きにはターボ車だ。4WDを採用していることもあるが、高速域の余力が一枚上手。どちらもセーフティセンスP標準なので、ベーシック仕様でも安心である。

気になるライバル比較では…?

スペシャリティ感まで含めた総合力ではC-HRがリード

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ヴェゼルに対してはキャビンの実用性で劣り、内外装や走りの質感やゆとりで勝る。また、ヴェゼルはハイブリッド車でも4WD が選択できる点も強みだ。全車ディーゼルのCX-3に対しては余力で劣り、キャビンの実用性で勝る。これがコンパクトSUV を引っ張る人気2 車とC-HR を比較した優劣の、要点である。この優劣が3車の選び分けの要点になるが、価格レンジを比べるとヴェゼルは1.5ℓのFFで190 万円台から、CX-3 は約240 万円から、C-HR は約252 万円からとなり、雰囲気だけ楽しむならヴェゼルが魅力的。ただし、走行性能等を含むコスパではCX-3 とC-HR に及ばず、雰囲気や使い勝手、車格感等の総合的評価ではC-HR が一歩リードしている。

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後席を倒さずにゴルフバッグが入る、ヴェゼル。 キャビンの広さを含めた実用性では有利。

C-HRらしさを“味わう”ベストグレード

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S-T
全車セーフティセンスP付き。高速域での余力感、本格悪路までいかなくてもそこそこの対応力を…となると、ターボ・4WDのベーシック、S-Tがいい。

■主要諸元(S-T・4WD)
●全長×全幅×全高(㎜):4360×1795×1565 ●ホイールベース(㎜):2640
●車両重量(㎏):1470
●駆動方式:4WD
●パワートレーン:1196㏄直4DOHCターボ( 116PS/18.9㎏・m)
●トランスミッション:CVT
● JC08モード燃費(㎞/ℓ):15.4
●燃料タンク容量(ℓ):50[レギュラー]
●最小回転半径(m):5.2
●タイヤサイズ:215/60R17



『月刊自家用車』 2017年2月号掲載

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