【HONDA NSX】復活・モデルチェンジ

【HONDA NSX】復活・モデルチェンジ

日常からサーキットまで新体験の走行性能を目指す!

コンセプトモデルの登場から4年以上が経過し、遂に市販仕様が登場した新生NSX。システム出力581馬力というハイパワーパワートレーンを搭載。その高性能ぶりにふさわしい、2370万円というプライスが掲げられた。その気になる中身をつぶさに見ていこう。

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ついにNSXの第2章がスタート

初代NSXが発売されていた時から次期モデルの提案が行なわれていたが、どれも浮かんでは消えて行った。その後、V10+FRベースのSH -AWDが量産間近まで開発されたものの、リーマンショックの影響もあり開発凍結。その記者会見の席で、当時の福井威夫社長は記者からの質問に「V10スポーツの開発は中止しましたが、今後それとは違うNSX後継車を提案したい」と語った。

2012年のデトロイトモーターショーで「NSXコンセプト」を発表。「3年以内に世界市場に投入」、「アメリカのR&Dチームで開発」、「オハイオ工場で生産」と宣言された。2013年には量産を考慮したパッケージングのためにボディサイズや外板を一新させた。その後、パワートレーンの縦置き化&高出力化に伴い、開発途中のフルモデルチェンジを実施。そして、2015年デトロイトモーターショーで量産仕様が世界初公開された。あれから約1年半、ついに日本で正式発表。ついにNSXの第2章がスタートしたのである。

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エクステリアはデザインコンセプトのイメージを踏襲しているが、エンジンの縦置き化&高出力化に伴い、性能要件に合わせてデザインは大きくアップデート。フロント左右のインテークやボンネットのベンチレーション、フェンダーアウトレット、サイドインテーク、リヤダクト、ディフューザーなどの開口部が拡大されたが、これはパワートレーンの性能向上により空気の流入・排出量の増大と冷却性能のクリアが必要になったためだ。

タイヤはフロント245/35ZR19、リヤ305/30ZR20のコンチネンタル「コンチスポーツコンタクト5P」、ホイールは特殊な3次元加工を施した鍛造の「Exculusive Interwoven」を装着する。

ちなみにボディサイズは、全長4470×全幅1940×全高1215㎜(北米仕様)とデザインコンセプトよりも若干サイズアップ。わずかにキャビンが前方に移動しており、よりエキゾチックなプロポーションになっている。

その結果、デザインコンセプトの「精緻」な印象にプラスして、世界のライバル達が横に並んでも引けを取らない「アグレッシブ」さや「面の艶やかさ/情感」もプラスされている。空力の部分ではトータルエアフローマネージメントにより、理想的なマイナスリフトの前後バランスだけでなく、パワーユニットやブレーキの効率的な冷却も実現している。

これまでにない感覚の走行性能を目指した

インテリアはスーパースポーツにしてはシンプルながらも人間工学に基づいた機能的なコクピットとなっている。これは「主役はドライバー、インテリアはサポート役」と言うデザイナーのこだわりだそうだ。断面を小さくしたフロントピラー、オフセットしたドアミラー、低めのダッシュボードなどによりスーパースポーツながら前方視界の良さは、初代から受け継がれた部分でもある。特徴的なのはセンターに配置されるIDS(インテグレーテッド・ダイナミック・システム)とエレクトリックギアセレクターで、未来的なイメージを高めている。

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パワートレーンはNSX専用に開発されたバンク角75度、ドライサンプ式オイル潤滑、デュアルインジェクションなどを採用した3・5ℓV6直噴ツインターボ(507PS/56・1㎏・m)+リヤモーター(35kW/148 Nm)+9速DCTとフロント左右独立モーター(27kW/73Nm×2)を組み合わせる「スポーツハイブリッドSH -AWD」を採用。エンジン+モーターのよるリニアで力強い加速はもちろん、フロントモーターによる駆動力制御により、これまでにないオン・ザ・レール感覚のハンドリングも実現。NSXの意味「新しいスポーツカーの驚き」を象徴とするシステムである。

しかし、開発責任者のテッド・クラウス氏は「これらのシステムはベースの技術がシッカリしていないと意味がない」と語る。つまり、基本性能に関しても徹底的にこだわっている。

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車体は複数素材によるスペースフレームを採用。自動車として初となるアブレーション鋳造や3次元熱間焼き入れ高張力鋼管フロントピラーなども導入されている。またパーツの接合は溶接に頼らず、様々な機械的接合技術が採用されている。ボディパネルも車体同様に適材適所に複数素材を採用。

フットワーク系は軽量高剛性のアルミサスペンション(フロント・ダブルウッシュボーン式/リヤ・マルチリンク式)を採用。ダンパーは磁性流体式の電子制御アクティブダンパー(BWI製)で、ミリ秒単位でクルマのロール、ピッチング方向の減衰力を制御。ステアリングは可変ギアレシオのデュアルピニオン電動パワーステアリング、ブレーキはブレンボ製アルミモノブロックキャリパーと電動サーボシステムの採用により、日常域から限界域まで優れた効きとペダルフィーリングを両立させるなど、細部まで抜かりはない。

多彩なカスタムオプションを用意する

nsx_img16_201610新型NSXはフラッグッシップモデルとしての仕立ての良さにもこだわっており、内外装共に高品質かつ質感の高い空間を演出している。とは言え、2000万円オーバーのモデルを購入するユーザーは「プラスα」を求めるユーザーも多く様々なオプションも用意。

機能面ではノーマルのスチールブレーキから23・5㎏の軽量化を実現する「カーボンセラミックマテリアルブレーキ」を設定。

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内外装も「カーボンファイバーエクステリアスポーツパッケージ」、「カーボンファイバーインテリアパッケージ」などによりカスタマイズが可能。また、「カーボンファイバーリアデッキリッドスポイラー」や「カーボンファイバーエンジンカバー」なども用意。

ボディカラーは世界の有名サーキットの名が冠された全8色を設定されるが、イメージカラーのバレンシアレッドパールをはじめとする5色が有料色となっている。インテリアはセミアニリンレザー/アルカンターラとセミアニリンフルレザーをオプションで用意。

nsx_img17_201610更にホンダアクセスからはスーパーGTに供給しているホイールのレプリカモデル「MR -R03」を始め、スポーツイメージを高めるアイテムを各種用意している。

 

 

 

 

 

『月刊自家用車』2016年10月号掲載

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