【SUBARU/新型レヴォーグ】 まるもが採点 家族のくるま選び(第6回)


ファミリーカーと呼ばれるモデルは、本当にファミリーに向いているのか。また意外にファミリー向きなクルマも、市場にあるのではないか。ママになったまるも亜希子が、徹底チェック。今回はレヴォーグ。
●写真:澤田 和久

●解説● まるも 亜希子
自動車雑誌編集を経てカーライフ・ジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に向けたクルマ購入ガイドが得意。AJAJ 会員。チャイルドシート指導員。写真は1歳の娘と。

全車4WDで走りは安定、アイサイトも標準装備

levorg_marumo_img13_201610家族みんなにとって快適なクルマって、どんなクルマだろう? あらためて考えると、独身時代や夫婦ふたりだけの時とはちがって、いろんなポイントが気になってくるもの。たとえば室内はただ広いだけでなく、大人も子どもも気持ちよく過ごせる空間がいいし、お世話がしやすい便利な機能も欲しい。乗り降りやシートアレンジがラクにできるかどうか、家族に必要な荷物がしっかり積めるかどうかも大事なポイントだ。そして走りだって、速さよりも運転しやすさ、後席まで乗り心地をチェックしておきたい。このコーナーでは、売れているクルマは家族にとって、本当にいいクルマなのか? というところを徹底検証。4人家族(うち1人はチャイルドシート着用)という視点で見ていく。

第6回目となる今回は、6月に改良を受け、安全性や静粛性を中心に、より熟成されたスバル・レヴォーグ。大きすぎないサイズで、日本の道路環境に合わせて設計されたステーションワゴンタイプのボディには、レガシィを通じた長年のワゴンづくりで培った、スバルらしい哲学が詰まっている。全車に安全運転支援技術「アイサイト」が装備されているのも魅力的だ。パワートレーンは1・6ℓ直噴ターボと、2・0ℓ直噴ターボの2種で、駆動はすべて4WD。またこの夏、スポーティさを磨いた最上級グレード「STI」が登場したばかりで、バリエーションも充実している。

全高が1490㎜、全幅が1780㎜と、日本の道や駐車事情を考慮したサイズは、運転席に座ってみても威圧感がなく、視界がしっかり確保されていて、すぐにしっくりくる感覚。後方視界も四隅がきっちりと取られていて見やすい。狭い路地、駐車場で乗ってみると、フロントがやや長めなのは気になるものの、最小回転半径が5・5mと小さく左右の見切りが良いので、予想より小回りがきき、車幅ぎりぎりに見える道でも臆せず運転できる。これなら、コンパクトカーからの乗り替えでも、それほど違和感なく運転できるはず。
そして試乗した1・6ℓモデルは、わずか1800回転から25・5㎏・mの最大トルクが出るため
わりとアクセルを軽めに踏んだつもりでもグワッと強い加速をする。慣れるまではちょっと驚くが、その先の加速はとてもなめらかで、ペダル操作への俊敏な反応が爽快だ。カーブでの安定感も素晴らしく、乗れば乗るほど満たされ、きっと走り好きの人も魅了する骨太なドライブが味わえるはずだ。

乳幼児のいるファミリーにもおすすめできるワゴンだ

ファミリーで過ごす車内は、走っている間だけでなく、停車中の快適性や便利さもチェックしておきたい。小さな子どもがいる場合はとくに、収納が足りるかどうか、お世話がしやすいかも重要だ。

レヴォーグの室内に入ってみると、スイッチ類や液晶画面はセンターパネルにまとまって配置され、とてもスッキリとしたインパネ。小物トレイやリッド付きドリンクホルダー、大きなドアポケットと収納もしっかりありながら、上質感があるところも好印象だ。USBジャックが前席にも後席にもあるので、スマートフォンやタブレットが便利に使えるのも嬉しい。

シートはオプションとなる本革のブライトパールで、見た目はとてもモダン。大人が座るとハリのあるクッションがフィットして心地よく、サイドサポートもしっかりあって安心感が高いところが気に入ったが、ファミリーで使うとなると、子どもが汚してしまいそうで心配。でも実際に座ってみると、少しくらい靴底が触れても汚れはつかず、それほど神経質にならなくて良さそうだ。また子どもも、適度な座面の硬さで居心地が良い様子だった。とはいえ、気になる人はファブリックかブラックの本革がオススメだ。

後席足元の広さはまずまずといったところだが、頭上のゆとりが予想以上にある。背もたれが、脇に備わるレバーでリクライニングするのも便利だ。また、ドアポケットが大きめで、センターアームレストの高さと幅がちょうどよく、これなら停車中に子どものお世話をする時にも活躍するはず。そのほかにテーブルや大きな収納はないが、ワゴンタイプとしては、かなりファミリーに向いている。

そして乗降性をチェックしてみると、まず前席はAピラーの傾斜がきつめなのと、シートのサイドクッションが厚いのとで、身体を大きく起こしてからの乗り降りになる。ステップの地上高もやや高めなので、ステアリングやドアなどに手をかけて力を入れながら乗り降りするとラクだ。後席ではドアが大きく開き、ルーフの高さも確保されているので、大人の乗り降りは比較的スムーズ。ただ幼児がひとりで乗り降りするには、ステップが高めでグリップなどつかまるところがないので、少し苦戦するかもしれない。またチャイルドシートへの乗せ降ろしは、座面が高いからか意外に子どもを高く持ち上げる必要があるが、乗せてしまえばお世話はしやすかった。レヴォーグは、乳幼児のいるファミリーにもオススメできる。

容量だけじゃない、使い勝手に優れた荷室

levorg_marumo_img15_201610オムツに着替えにベビーカー、レジャーグッズなどなど、子どもがいるとこんなに荷物が増えるのか! と実感しているパパ・ママも多いはず。子どもを抱いた状態で重たい荷物を積み降ろしする機会が多いので、ファミリーにとってラゲッジは広さだけでなく、そうしたシーンでの積み込みやすさも重要になってくる。

レヴォーグのラゲッジはまず、ゲートの開口部がとても大きく、邪魔な出っ張りなどがないのが好印象。掃き出し口の段差がなく、後席使用時でも奥行きが1070㎜で大容量。かさばるA型ベビーカーが縦に余裕で入った。さらに、荷室高についても十分に取ってあるので、旅行用スーツケースなどをたっぷり積んでも空間に余裕があり、後方視界が確保されるのがありがたい。左右のシートもラゲッジ側からスイッチで倒せるので、片手でもラクに操作できる。広大でフラットなスペースは、子どもが成長してもいろいろな使い方ができるはずだ。

また、フロアボードが2分割になっていて、前側をはずせば浅いスペース、後側をはずせば深いスペースと、細々した物などの収納に便利。これなら、きっとファミリーでもスマートに使えるはずだ。

レヴォーグはこんなファミリーにおすすめ

❶ 乳幼児がいるファミリー
❷ 安全性や運転しやすさを重視するファミリー
❸ 「いつも荷物が多い!」というファミリー

ミニバンまでの広さはいらないけれど、荷物がたくさん積めるクルマが欲しいというファミリーにとって、ステーションワゴンは気になる存在。でも運転しやすさ、安全性、経済性などもバランスよく備わるモデルを探すとなると、なかなか満足のいくものは少なかった。それが今回、レヴォーグをファミリー目線でチェックしてみて、さすが「レガシィ」を進化させてきたスバルだと感心しきり。とくに、取り回しや荷室の使いやすさ、安全装備はコーナー初の100点満点を付けた。乗降性についてはスライドドアに敵わない部分もあるものの、それは座った時の快適性を重視している表れでもあり、先進の安全性も手に入る理想的なファミリーカーと言うことができる。

おすすめレヴォーグ 1.6GT-S アイサイト
レギュラーガソリンで燃費もいい1.6ℓの中で、ビルシュタインダンパーや18インチアルミホイール、10ウェイパワーシートといった装備内容の充実度を考えるとお買い得だ。

 

 

 

 

 

 

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『月刊自家用車』2016年10月号掲載

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