【NISSAN 新型セレナ vs 現行型セレナ】先取りSCOOP

【NISSAN 新型セレナ vs 現行型セレナ】先取りSCOOP

自動運転技術ばかりが話題になりがちな新型セレナだが、デザインや装備、メカニズムなどの基本構成は、ベストセラーだった現行型の真面目な正常進化型とも言えそうだ。新旧仮想比較で、進化のポイントを検証しよう。

おとなしかった外観には迫力とかっこよさを追加

ミニバンはこの20年ほどで、すっかりファミリーカーの定番になった。最初は商用1BOXバンをちょっと豪華にした程度だった内外装も、今やもうひとつの居間にふさわしい仕立てが常識になっている。ユーザーの目も肥えて、ただの”たくさん乗れるハコ“では満足してもらえない時代だ。

そんなミニバンに対するニーズの変化に寄り添ってきたセレナは、新型で5代目となる。その内容は、5ナンバーBOX型ミニバンのベストセラーに何度も輝いた先代の、正常進化と言えるものだ。

クルマとしての基本性能がちゃんとしているのは当然のこと。クラストップの室内の広さや経済性、多彩なシートアレンジや使い勝手、居心地のよさなど、全方位に磨きをかけてくる。

その上で、ちょっとおとなしい印象だったエクステリアには、かっこよさもトッピング。好評のハイウェイスターには、迫力も盛り込まれているのが見どころだ。

現行セレナのデザインは大きな窓や低いフロアなど、ファミリーミニバンとしての要件をきちんとクリアしながら、全体としてはアクのない、プレーンな印象だった。新型も、基本路線ではそれを踏襲しているが、最近の日産各モデルに共通するVモーションを強調したグリルやメッキ使いなど、嫌味にならない程度に個性的なデザインへと変身するのだ。

とくにハイウェイスターではそれ顕著。さらに強い個性を求めるユーザーには、オーテックの手によるライダーも用意している。

メカニズム面でもその手法は同様。2・0ℓのエンジンや、回生機能付きの小型モーターを備えたS -ハイブリッドと呼ぶメカニズムは先代を継承。もちろん燃費性能は向上しているが、ハイブリッドでも17・2㎞/ℓのJC08モード燃費は、それだけで勝ちを狙った数値ではない。車両価格もふくめて、全体としてリーズナブルで時代の空気に合ったファミリーミニバンという、歴代セレナが培ってきた立ち位置は不変なのだ。

そこに話題を呼ぶ武器として付加されるのが、全速度域で加減速と渋滞中の停止状態の保持、操舵までアシストする半自動運転システム、プロパイロットだ。これは、単眼カメラだけのシンプルなシステムなのがミソ。おそらくS -ハイブリッドと同様に、先発のシステムより手頃な価格を実現してくることが予想される。

先代のいいところを伸ばしながら、話題性のある自動運転技術をより多くの人に提供し、普及を図るという日産の戦略がうかがえるのが新型セレナなのだ。

 

 

使い勝手も快適性も細やかな目配りで進化

インテリアや使い勝手に関しても、新型セレナは現行型の持ち味を最大限に活かしながら最新の技術や装備を付加した、正常進化と言えるだろう。

ステアリングの上から見るメーターパネルも、現行セレナから受け継がれたスタイル。ただし、大型の7インチカラーモニターを組み込み、インパネシフトの備わるセンターコンソールを30㎜後退させて左右のウオークスルーをやりやすくするなど、細やかな改善箇所は随所に見られる。ステアリングの下部がまるでレーシングカーのようにカットされたデザインなのも、乗降性を向上させるための実用指向の工夫だ。

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3列で8人乗りのシートは、2列目中央席が1 〜2列目の間を前後にロングスライドする、スマートマルチセンターシートをやはり継承。その上で、2列目は左右席ともに左右のスライドを可能として、アレンジの幅を拡げている。2列目の背もたれにシートベルトを内蔵して、チャイルドシートなどを装着したままでスライドできるようにしているのも親切だ。

3列目にもスライド機構が用意され、クラストップの室内長を確保。それを活用すれば、2〜3列目ともにクラス最大のヒザ回りの広さが得られる。シートのスライドやリクライニングのレバーをわかりやすく集中させたり、操作力を軽減させるなど、女性でも簡単に使いこなせる工夫も、数多くなされている。

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フューエルリッドを開けばそのまま給油できるキャップレスの給油口も、セルフスタンドでの給油時に手を汚したくない女性に歓迎されるだろう。

ライバルのステップワゴンが、バックドアの一部が横開きになるわくわくゲートを採用して話題を呼んだのに対して、新型セレナはプレサージュなどで採用例のあった、バックドアの上部だけを開けることができるデュアルバックドアを採用しているのも、ローコストで高い効果を発揮する工夫だ。

ほかにも、ドア下で足を動かすだけで自動開閉するスライドドアや、ピラーの色やルーフ内張りの形状で解放感を感じさせるなど、知恵を絞って本当に使える機能を盛り込んだ様子がうかがえる。

ミニバン初の自動運転技術ばかりがニュースになりそうな新型セレナだが、プロパイロットも革新的な飛び道具と言うよりも、ドライブの疲労を軽減するために合理的に採用された、ファミリーミニバンらしい装備と見るべきだろう。全体としては、とても真面目に今どきのファミリーの使い方を考え抜いた進化と言えそうだ。

コレがおすすめ…のはず! ハイウェイスター プロパイロットエディション

新型セレナ発売後半年間の限定で設定される、ハイウェイスターにプロパイロットを装備しながら価格を抑えた特別仕様。ハンズフリーオートドアなども装備され、お買い得感が高い。

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