今は便利な時代になったもので、個人でもインターネットを通して全国の買取業者に不要な車を売却できるようになりました。ディーラーに引き取ってもらうケースよりも高額で買取をしてもらえて助かるのですが、中には気軽さ故にトラブルになるケースもあります。
自動車売却後の減額請求とは?
トラブルの中では「売買契約が成立した後に隠していた瑕疵が発見された」というものが多いです。例えば査定の時に水没車だということを隠していて後から発覚した、という感じですね。このように重大なトラブルや故障が後から発見された場合に買取業者側から申し立てられるのが「減額請求(当初の支払金額の減額・返還要求)」です。
自動車売却後に減額請求された事例
減額請求の事例としては次のようなケースがあります。
- 過去の事故歴を伝えていない(事故車)
- 故障箇所があることを伝えていない・大きな故障があった事を黙っていた
- 水没車であることを伝えていない
- 車の走行距離メーターを改ざんしている
事例1.過去の事故歴を伝えていない(事故車)
大きな事故を起こしていた場合には普通査定士に伝えると思いますが、ごく軽微な事故であれば「特に言う必要もないだろう」と思って黙っている人もいるみたいなんですよね。
それでも事故歴は事故歴ですし、自分では小さな事故だと思っていたけれども内部のパーツにはダメージがあった・・・なんていうことも考えられますからね。
事例2.故障箇所があることを伝えていない・大きな故障があった事を黙っていた
故障でそもそも走行不能というのであればそれを黙っている人はいないと思いますが(ただし不動車であればユーカーパックでは出品できないので他の廃車買い取りサイトに依頼することになるでしょう)、過去の故障や今の故障について伝えないまま後から不具合が発見された・・・というケースもあります。
事例3.水没車であることを伝えていない
ガッツリ水没した車であれば大抵の場合は水没車(不動車)になって普通には売れない状態になるわけですが、短時間水に浸かってしまったというのであればまだ確かに動く可能性はあります。洪水の映像なんかでジャブジャブ走っている車の映像を見ることもありますし。
それでもいつ動かなくなるかわからない状態ですので、買取業者としては後から水没車だということが発覚するのは非常に迷惑なんですよね。
事例4.車の走行距離メーターを改ざんしている
これはそもそも詐欺行為を働こうという悪人しかやらないので普通の人は読み飛ばしてしまっても構わないのですが、車の走行距離メーターを改ざんするのも当然減額対象です。というかガッツリ犯罪です。
走行距離というのは車の査定額を決める上でとんでもなく重要なポイントですからそんなことは許されないんですよね。その前にガッツリ犯罪です(しつこい)
ユーカーパックは査定システムが優れているのであまりトラブルにはならない
ただ、ユーカーパックを使う場合には減額請求自体の頻度が低すぎるのでそれほど気にしなくても良いでしょう(車の問題を隠して良いという意味ではありません。査定の段階で発見されるので後から買取業者が文句をつけてくることが少ないという話です)。
ユーカーパックは独自で開発した査定アプリケーション(UIS)というものを使ってオークションに出品される車の査定を行っています。これは全国全てで統一して誰でも同じ基準での査定を行うことができるシステムなんですね。
どういった部分をチェックするかということが決められているので事故・故障などで問題が出ている部分を事前に発見しやすくなっているということで、ユーカーパックではこの記事で書いているようなトラブルを未然に防げるわけです。
後から減額請求されないように正直に伝えよう!
ユーカーパックでは厳密な査定システムを採用しているので売却契約後に減額請求があったという話は聞かないのですが、査定時に隠し事をしていたというのでは査定者からの心証がよくないですよね(心証が悪くなって査定額が落ちるかどうかはちょっとわかりませんけど)。
もちろんユーカーパックだけではなく他の中古車買取業者や一括査定サービスを使う時でもこれは同じことなので、車を査定してもらう時には問題がある箇所については事前に伝えておいたほうが後々の交渉もスムーズに進みますよ!