高年式車の廃車を検討している方いませんか?高年式車は高く売れないイメージがありますが、実は中古車市場の中でも高い人気があります。
買取業者によっては他社では実現できない高価買取が実現する可能性もあるでしょう。
そこでこの記事では、高年式車の廃車可否や高年式車が高く売れやすい理由を解説します
記事内では、高年式車を高く売るポイントや高年式車の廃車についてよくある質問事項も解説しています。
気になる方は、是非参考にしてみてください。
高年式車は廃車にできる?
高年式車と聞くと、
・どの買取業者に査定依頼しても結局は同じ
・車の状態によっては廃車できない
・そもそも廃車手続きが面倒
と考える方が多いでしょう。
しかし、高年式車は中古車市場で高い人気があります。
そのため、自分では想像もつかない高い買取金額を提示される可能性もあります。
もし、高年式車の廃車を検討している方は、このタイミングで複数の買取業者に査定依頼してはいかがでしょうか?
高年式車が高く売れやすい3つの理由
高年式車が高く売れやすい理由が3つあります。
・理由1:走行距離によって買取金額に差が出るから
・理由2:半導体不足による中古車価格の高騰
・理由3:海外での転売
それぞれの理由を詳しく解説します。
走行距離によって買取金額に差が出るから
車の査定では、年式以外に走行距離も査定の加減点項目として挙げられます。
一般的に年間走行距離が6,000km程度とされていますが、3年〜6年未満の高年式車であれば、走行距離が18,000km〜35,000kmが平均距離です。
走行距離が50,000km未満であれば、中古車市場でも人気があるため、車の状態によっては高額査定も夢ではありません。
高年式車の中でも、走行距離が10万km以上の場合や走行距離が短すぎても査定時には減点されてしまいます。
廃車先を1社に絞らず、複数の買取業者に高年式車の査定を依頼してみましょう。
半導体不足による中古車価格の高騰
現在、新型コロナウィルスの影響により世界的な半導体不足が発生しています。
車に搭載される部品には半導体を内蔵した部品が数多く搭載されており、車を製造する多くの業者の生産状況にも影響を与えている現状です。
半導体不足により新車の納期遅れが発生している関係で、中古車価格が高騰しています。
とくに走行距離が少ない高年式車は中古車市場でも高い人気を記録しており、買取金額も納得できる金額提示がされやすいでしょう。
半導体が不足している今のタイミングで高年式車を売却することは、逆にチャンスかもしれません。
海外への転売
高い品質を備える日本車は世界的に多くのユーザーから支持を得ています。
外車をイメージされる方は「故障しやすい」と考える方も多いでしょう。しかし、いくら故障しやすいと言っても実は「日本車と比較して故障しやすい」訳です。
そのため、日本車は「故障しにくい」ことや「快適に走行できる」ことで高年式車でも、高い買取金額が提示されやすい魅力があります。
走行距離が10万km以上もしくは初度登録から10年以上経過している車は国内では「高年式車」として認識されますが、海外では高年式車とは認識されません。
買取業者によっては海外での輸出や転売を目的にした売買で利益を得ている業者もあります。
高年式車を少しでも高く売却するために、複数の買取業者に査定依頼してはみることをpすすめします。
高年式車の廃車なたまずコレ!理解してほしい5つのポイント
高年式車の廃車前に知ってほしいポイントが5つあります。
ポイント1:廃車にする車の相場確認
ポイント2:廃車にするタイミング
ポイント3:純正部品は保管しておく
ポイント4:3点セットの書類確認
ポイント5:内外装を清掃する
1つ1つのポイントを詳しく解説します。
廃車にする車の相場確認
車を廃車にする前には、事前には相場確認をしておきましょう。
買取相場を事前に把握することで、適正な買取金額で愛車を売却できます。
買取業者によって買取金額が異なります。場合によっては、相場よりも安い買取金額を提示してくるケースも考えられるでしょう。
買取金額を把握していなければ、査定価格の価格交渉を成功させることもできません。
廃車にするタイミング
車は高く売れやすい時期と高く売れにくい時期があります。
具体的に車が高く売れやすい時期は「1月〜3月」の時期です。
1月〜3月の時期は、自動車業界の中でも決算時期に該当するタイミングであり、中古車の売買がより多く取引されます。
そのため、他の月以上に査定価格が高額になりやすく、納得できる買取金額が提示され安いでしょう。
逆に買取金額が低くなりやすい時期は「4月〜6月」の時期です。
廃車予定時期が未定の方は、売却時期を考慮した手続きを進めましょう。
純正部品は保管しておく
車に社外品パーツを取り付ける方も中にはあります。
廃車を高く売るためには「純正部品の保管」が必要です。
実際に取り外した純正部品を保管しておくことで、査定金額がアップしやすくなります。
逆に社外部品が取り付けされていると、査定金額が下がりやすくなるでしょう。
3点セットの書類確認
車の査定時には3点セットの有無が買取金額の加減点に影響します。
3点セットとは、
・保証書
・メンテナンスノート
・取扱説明書
などの3つの書類です。
とくにメンテナンスノートがなければ、過去にどのようなメンテナンスを実施したのか履歴がわかりません。
逆にメンテナンスノートが保管されており、定期的な点検を実施していれば、査定金額がアップしやすくなるでしょう。
メンテナンスノートは車を売却する際には必須書類ではありません。
少しでも愛車を高く売却したい方は、3点セットの有無を査定前に事前確認しておきましょう。
内外装を清掃する
車を高く売却したい場合には、清潔で見栄えの良い内外装の状態にしておくことが大切です。
外装の洗車や室内清掃を査定前に実施しておくと、車の印象が良くなり結果的に査定金額がアップしやすくなります。
内外装を清掃したことで確実に査定金額がアップする保証はありませんが、清掃以前の状態よりも買取金額が上がりやすくなります。
内外装を清楚にすることで、査定するスタッフの印象が良くなることは間違いありません。
高年式車ならディーラー以外がおすすめ!その理由
高年式車の廃車ならディーラー以外がおすすめです。
以下ではディーラー以外で車の廃車手続きを行うメリット、デメリットやディーラーで廃車手続きを行うメリットとデメリットを詳しく解説します。
ディーラーで高年式車を廃車にするメリット、デメリット
ディーラーで高年式車を廃車にするメリットは、仮に新車購入に合わせて廃車予定の車を売却検討している場合、見積の査定金額費用として含めることができるメリットがあります。
さらに新車値引きの交渉材料になることは間違いありません。
他にも、車の売却に関係する全ての手続きを代行してくれるため、手間をかけずに書類を準備するだけで愛車の廃車扱いを進めてくれます。
デメリットとしては、提示された下取り金額を他の買取業者と比較すると、低めに提示されやすい点です。
ディーラーの下取り金額と買取業者が提示する買取金額を比較すると、10万円以上金額差があるケースも考えられます。
愛車を少しでも高く売りたい方には、高年式車をディーラーで売却することをおすすめできません。
ディーラーで高年式車を廃車にしないメリット、デメリット
ディーラーで高年式車を廃車にしないメリットは、先ほども説明した通り、買取金額で損をしないことです。
ディーラーで提示される下取り金額は、車両買取金額から代行手数料を差し引いた金額を算出しています。
一方、買取業者では自社内で車の買取から売却まで独自の販売ルートを確立しており、代行手数料はディーラーよりも少ない傾向があります。
逆にディーラーで高年式車を廃車にしないデメリットは、取引に安心感がないケースがあることです。
ディーラーは大手自動車メーカーが提携している代理店であるため、1つ1つの取引に安心感があります。
そのため、悪質な取引も考えにくく、全ての手続きを代行できるため、手間もかかりません。
買取金額ではなく、手続きに関係する手間を省きたい方はディーラーでの廃車手続きをおすすめします。
「高年式車の廃車」についてよくある質問事項
高年式車の廃車についてよくある質問事項を以下にまとめました。
・よくある質問1:高年式車は廃車にできるの?
・よくある質問2:走行不良でも廃車可能?
・よくある質問3:廃車の際に必要な書類は何?
それぞれの質問事項を詳しく解説します。
よくある質問1:高年式車は廃車にできるの?
高年式車でも廃車は可能です。高年式車は中古車市場でも人気が高いため、廃車よりも買取をおすすめします。
高年式車の中でも走行距離が少ない車であれば、高価買取が期待できます。
また、日本車は海外でも「故障しにくい」ことや「走行が快適」であるため、海外で転売することで、高価買取が実現しやすい魅力もあります。
よくある質問2:走行不良でも廃車可能?
走行不良車でも廃車は可能です。
走行不良車の中でも、故障原因がバッテリー上がりやタイヤのパンクなどの軽傷であれば、買取金額に影響が出ることはありません。
逆にエンジンの不具合による走行不良であれば、査定金額に大きな影響があるため、買取はおすすめしません。
よくある質問3:廃車の際に必要な書類は何?
廃車に必要な書類は軽自動車と普通車により異なります。
【軽自動車に必要な書類】
・認印
・自動車税納税証明書
・リサイクル券
・自賠責証明書
・自動車検査証
【普通車に必要な書類】
・自動車税納税証明書
・リサイクル券
・自賠責証明書
・自動車検査証
・実印
・印鑑証明書
・譲渡書
・委任状
普通車で必要になる印鑑証明書は「発行から3ヶ月以内」が有効期間とされているため、廃車手続きに合わせて書類の準備を進めることが重要です。
印鑑証明書は市役所以外にも、マイナンバーカードがあれば、コンビニでも発行可能です。
廃車手続きを進める際には、当年度分の自動車税が支払い済みなのかを確認しておきましょう。